シロツメ ナナシ

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3/4/2025, 2:18:20 PM

『約束』


この時代を必死に生き抜く
とても繊細なあなたへ―――

あなたの世界を
より生きやすくする為の
小さな小さな約束を
たくさん 持っていてください


 ―小さな約束―

朝は朝日を浴びて欲しい
朝の幸せを感じて欲しいから

好きなものを食べて欲しい
食べる幸せを感じて欲しいから

体を動かして欲しい
動くことが幸せと知って欲しいから

ゆっくり呼吸をして欲しい
マインドフルネス
心で感じると幸せを見つけて欲しいから

毎日知らないを見つけて欲しい
この世は知らないことの方が多いから
知らないを知るは幸せの第1歩

涙は我慢しないで欲しい
感情を押し殺しすぎたら
それはあなたじゃなくなっちゃうから

1日1回でいいから
ありがとうと言って欲しい
それは自分に言うのも素敵だし
誰かに言えたら なお最高


もしも人生に迷ったら
ここに少し戻ってきて欲しい
生きてる幸せを
全力で 全身で ゆっくりと たっぷりと
感じて欲しいから


もしも約束守れなくても
泣いたり落ち込んだり
全然しなくで大丈夫
1番大事なのは
約束を守れた時に
あなたが心から喜ぶことが
何より大事

だからこれも約束
 もしも
ちょこっとでも約束を守れた時

  笑って喜んでください


今日を必死で生きてる
繊細で頑張り屋なあなたへ
あなたが「今」から
もっともっと
幸せになれますように


〜シロツメ ナナシ〜
76

3/4/2025, 3:54:49 AM

『ひらり』


白いカーテンが
ひらりと動いていた

一瞬だけ あれ?っと思ったが…
そうだった
なんとなく暖かかったから
窓を開けてたんだった

窓の縁には先客の猫
猫は心地よい場所を探すプロ
やはり今日は気持ちがいいのだと
教えてくれていた

今日は何をするにも日和だ
読書よし
ゲームよし
昼寝よし
買い物よし

自分と…猫と
あなたとも、プチ相談会


〜シロツメ ナナシ〜
75

3/3/2025, 5:57:39 AM

『誰かしら?』


「まったく…
いつまで待たせんのかしら!?」

…ドンドンドン!


……あら?こんな時間に……
誰かしら?

(ガチャ)
は〜い、おはようございます〜

「あなたね!?何時と思ってんの!?」

ふぇ!?え、え??

「もう開店時間よ!?時計わかる!?」

え、……開店…

「一体いつまで待たせてんのよ!?」

あ、はい…すみません……
あの……申し訳ありません…

「いいから!もういいの!?入っても!」

いえ…その……
本日は…定休日……

「…は、えぇ…!?
 じ、時間……ぇ…」

あとそれと…普段の開店時間
だとしても…まだ
あと1時間ほど…ありますので…
また…良い時に来ていただけますか?

「……―――」
スタスタスタ……

あ…!

そしてお客様は
色んな感情を抱えて
そそくさとその場を後にした


ー後日ー

一生懸命に
何事も無かったかのように
どこか少しバツが悪そうに
開店時間に来てくれた


〜シロツメ ナナシ〜
74

3/1/2025, 2:38:15 PM

『芽吹きのとき』


始まりも―――

タイミングも―――

きっかけも―――

――――――みんな―――違う

あなたの芽吹きが始まるのは


それは
奇跡のような
シンデレラストーリー

それは
いつの間にか登ってた
積み重ねの数々

それは
苦労に苦労を重ねた
血のにじむ努力の日々

それは
障壁だらけの
険しすぎる道のり

それは
地獄の日々をぬけ
復活劇のような1歩

それは
社会の中に
独り立ち向かう孤独

それは
偶然出会うことが出来た
大切な仲間との出会い


挫折し、苦労し、
時に理解に苦しみ、
自他の才能に悩んでしまう
みんな違う
受け入れ合う難しさ
己の才さえ己を殺し
待てど暮らせど芽吹きが来ず…

私に無いの?と
何度嘆いてきたことか
いつしか数えること辞めた

超えて超えて、ただ越えて…
忘れた頃にやってくる

あなたに来たる、芽吹きのとき―――


〜シロツメ ナナシ〜
73

2/28/2025, 2:42:01 PM

『あの日の温もり』


――黒猫のクロがいなくなって、
はや数日が経とうとしていた―――
今はキジトラ猫のトラが
ひとりのんびりと過ごしてる

クロは、夜になると
私の股の間で寝るのが習慣だった
…こっちはヒヤヒヤしながら
日々寝てるのだけど…
なんとも不思議に
器用に寝る子だった
トラもいつの間にか真似て
寝ていることがある
周期は分からないが
どちらかが寝ている
…私は長いこと
安眠できてなかったかもしれない…
でもいつも
どちらかが寝ていると
湯たんぽのような猫特有の
ヌクヌクが伝わってくる


今朝も股の間の温もりで
目を覚ます
眠気まなこでトラを呼ぶ

ンニャーン

と、なぜか私の頭上から声がする
……え?
見上げるとそこに確かにトラがいた
布団の中に目をやると
そこには誰もいなかった


〜シロツメ ナナシ〜
72

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