まかろん

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8/29/2024, 11:13:44 PM

「ボス!冷蔵庫に置いてあったプリン、知らないですか!」
「あぁ、あのプリンか、普通に賞味期限切れそうだったから俺が食べたぞ」
「えっ、食べちゃったんですか」
「食べちゃまずかったか?」
「だめですよ!!あれは……」
「………」
「オレのボスへのプレゼントなんですから!!」
「え、それならいいんじゃねぇのか?」
「ダメですよ、ボス!オレから手渡ししなきゃプレゼントになりませんよ」
 自分の計画が上手くいかなかったと、襟尾はしょげていた。
「そうなのか?……ごめんな、エリオ」
「ごめんの言葉はいりません。ただ、」
「ただ?」


「オレを抱きしめてください」


「心得た」
津詰はその大きな体で襟尾を包み込んだ。


「大好きですよ、ボス」

8/29/2024, 6:53:42 AM

ガチャッ。


「あれ、ボス??どうしたんですか、こんな休日に。オレが恋しいんですか?」
「昨日会ったばっかりだろ!!恋しくなんてねぇよ。ちょっと届けものでな……」
「お届け物?4ヶ月たった誕生日プレゼントですか?」
「プレゼントはあげただろ。……これなんだが」
「……カレー?レトルトですか?」
「なんでそうなるんだよ。俺が作った。なんだが、あまりに多く作りすぎちまったみたいでな。あまりをあげる相手がいなくてな……お前のところに来たって訳だ」
「ははーん、さてはオレの甘口レビューが欲しいんですね、でも、オレは料理には厳しいですよ。そう簡単に星五なんてとらせませんよ!」
「……いらないか」
「いやいや!食べます食べます!ボスが作ったものならなんでも食べます!むしろ食べないなんて選択肢はオレの中にありませんよ!」
「じゃ、食ってくれ」
津詰はカレーが蓋に着くくらいのタッパーに入ったカレーをエリオに手渡した。
「俺は帰る」
「待ってください。ボス、一緒に食べましょう。オレ、ボスがいなきゃ食べれません」
「……仕方ねぇな。一緒に食べてやるよ」
「うっし。じゃあ、行きましょう!」
「………は?どこに?」
「もちろん、ボスの家ですよ!」
「いやいや、何言ってんだ?なんで俺のい……」
 エリオは津詰の言葉をさえぎって腕を奪った。

8/27/2024, 9:49:15 AM

僕の日記帳はこのアプリだと思っている。(ほぼ二次創作だけど)毎日のお題に合わせて色んなシチュエーションを思い浮かべたり、自分の考え方について書いたり……。その日起きた出来事についてはほとんど書かないけど、自分的には日記として満足している。



これのおかげで、今まで作文が嫌いだったのが、少し好きになってきた。ありがとう。

8/26/2024, 4:06:36 AM

「ボス、ここですね」
「はぁ、チャリって意外にきついな……」
「もぉ、モタモタしてないで、さっさと入りますよ」
「わかったからぁ、もうちょっと、老人に優しくしてくれぇ……」
「あれ、ボス、耄碌したって認めました?」
「……なんでもねぇ」


「やっぱり、ボスを正面から見ても、飽きませんね」
「……なんだその言い方、俺の顔がつまんないって言いたいのか」
「褒めてるんですよ、照れ隠しですか?」
「違ぇよ!……そんなこと言われんの初めてだからな、変な感覚が走るんだよ」
「うっそ〜、オレ、今まで何回ボスのこと褒めてきたか分かります?ざっと1000回は褒めてますね」
「ぁ?なわけあるか、そんな褒められた記憶はねぇぞ」
「ボス、耄碌してますね」
「かもしれねぇな」
「あっ、そこは認めるんですね」


「……お待たせしました。こちら、"おっと危ない!溢れるフルーツあんみつ"、でございます。ごゆっくりお召し上がりください」
「うわっ!大きすぎません?まるでボスの体ぐらいありますね!」
「……褒めてるのか褒めてねぇのか、わかんねぇな」
「バッチリ褒めてますから、安心してください」


男刑事2人があんみつをむしゃむしゃと食らう絵面はなかなかに面白いものだ、と周りから思われることも気にせず、2人はペロッと完食した。


「いやぁ、美味しかったですね、ボス」
「おう、こんなにでっかいあんみつ食ったの初めてだったな」
「んじゃ、帰りますか」
「……ぁ、エリオ、もしかして、帰りもチャリ?」
「もちろんですよ、ボス。もしかして自転車置いてって帰るつもりですか?」
「だよなぁー、(´・ω・`)ツラァ...」

8/24/2024, 11:37:23 AM

やるせないって気持ちにあんまなったことないけど、実際なってみたらどうなんだろう。

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