狼星

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5/9/2023, 12:22:57 PM

テーマ:忘れられない、いつまでも #177

今はもう会えないけれど。
忘れられない、いつまでも。
遠くから見守っていてね。

今は遠くて会えないけれど。
忘れられない、いつまでも。
また逢える日が来ることを願って。

今は気恥ずかしくて会えないけれど。
忘れられない、いつまでも。
あなたのことを愛していたことは事実だから。

今は遠くて行くことができないけれど。
忘れられない、いつまでも。
何処か懐かしさのある、
思い出の場所を。

今は戻ることはできないけれど。
忘れられない、いつまでも。
記憶や思い出は無くならないから。

5/8/2023, 11:28:08 AM

テーマ:一年後 #176

一年後、
僕は何をしてどこにいるのだろう。
誰か気楽に話せる友達はできただろうか。
タイムスリップすることはできないから、
きっと今日のことなんて覚えていないだろうけど。
一年後、
近いようで遠いその時間は、
縮めることも延ばすこともできないけれど、
成長できていたらいいなと思う。

5/7/2023, 12:31:55 PM

テーマ:初恋の日 #175

僕の初恋の人は、
明るくて僕とは正反対の人でした。
彼女が太陽なら、
僕は夜の闇でしょう。
月にさえなれない僕は、
君の隣には並ぶことができない存在。
そんな僕の心を掴んだ彼女を好きになった、
僕の初恋の日は七夕まつりのある7月7日。
浴衣姿の彼女は、
迷子で泣いている子供に目線を合わせ、
頭を撫でて話をしていた。
僕だったら泣いている子供なんて、
見て見ぬふりをするのに。
そんなことを思っていたら彼女はその場で叫んだ。
「勝俣くんのお母さーん!」
大きな声だった。
彼女は身長もそんなに高くない。
一人でいたら、
人混みに紛れ込んでしまうだろう。
それくらいの小さな体で、
どこからそんな声が出てくるのか。
周囲の人もびっくりしてざわめく。
彼女のもとへ一人の女性が走ってきた。
彼女の声を聞いた子供の母親だろう。
何度も頭を下げていた。
彼女は首を横に振って笑っている。
カッコいいと思った。
そこまでしなくても良くないと思った
自分が小さく見えて。
僕はその日、
初めて人を好きになったと思う。

5/6/2023, 1:15:57 PM

テーマ:明日世界がなくなるとしたら、何を願おう     
                       #174

「明日世界がなくなるとしたら、何を願おう」
『そうだなぁ。人間は滅んでほしいかな』
「それは、君たち異世界人のため?」
『それもある』
私には生まれつき、人じゃないなにかが見えた。
彼らのことを私は異世界人と呼ぶ。
『人間は厄介だ。我らの支配下にはおけぬ』
「支配下?」
『あぁ。人間には到底理解できないだろうよ』
声の主である異世界人は、私をからかうように言った。
『人間は人間の上下関係とやらがあるのだろう?』
私は頷く。
『それこそ厄介じゃ。皆、平等と言っておきながら自らの首を自らが締めよる』
「でもその連鎖は止められないよ」
私がそう言うと声が笑う。
『だから、明日世界がなくなるとしたら、人間は滅んでほしいといったんじゃ。迷惑な関係性をなくすためだ』
「でも、支配下に送っていったじゃない」
『それとこれとは別』
そう言ってふっと笑う声。
『人間同士が支配し合うから悪い。我らのような異世界人こそがこの世界の上に立ち……』
話が長くなりそうだ。
異世界人は話が長い。
でも納得できることもある。
人間が一回滅びれば、
戦争やら環境破壊やらはなくなるだろう。
ただ、
世界が滅びたらそんなことは言っていられなくなりそうだ。
人間だけじゃなく、異世界人だって消えるだろう。
今はただ、
楽しくなくても生活できる、
平穏な毎日が続いていくことを願う。
世界が滅びたらその時はその時だ。

5/5/2023, 10:53:10 AM

テーマ:君と出逢ってから、私は… #173

君と出逢ってから、毎日が楽しくなった。
君といる毎日は、世界が明るくなった。
君と出逢ってから、私は…
全く毎日が違った。
君はどうですか?
私は君と出逢ってなにか変えることはできましたか?

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