めい

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5/19/2026, 10:37:25 AM

別れ

新人「ほーたーるのーひーかーりー」
部長「あいやつまらない茶々を入れて済まないがちょいと待たれい!」

新人「いつもと違う切り口のリアクション、その心は!」(持っている薙刀を構える動作だけするが不思議と薙刀だな、というのはわかる)

部長「別れ、からの蛍の光、安直で嫌いじゃないが別れってのは別れ、蛍の光は『なんかすっげえ勉強した。ので卒業する』って歌だよな。あれデパ地下とかパチンコ屋で流すけどパチンコ屋でパチってたオッサンは何一つ卒業してねえんだよな。」

新人「そんな重箱の隅を私につつかれましても…」

部長「まあ知らんがなだよな。でもおれはかねてから気になってたので突きたいの」
(部長、目に見えぬ薙刀を構えて新人を突く)
(新人さながら子供にいじめられるカメの様にジリジリと突かれ続ける)

5/17/2026, 1:44:48 AM

愛があればなんでもできる?

SMILE「いや…もしかしたら可能にはなるかもしれないけど…『愛があれば何でもします』になるのはちょっと…」

黄「愛の奴隷だね」

新人「わーなんか昭和のソフトポルノっぽいエモさですねー!」

SMILE「でもワーって頭おかしくならないで自分の領分を守ってるのもそれはそれでケチくさいというか」

新人「愛のマハラジャ!」

SMILE「なんだよ愛のマハラジャって!」

3/29/2026, 6:36:48 AM

見つめられると

私の誕生日にお父さんがお迎えしてきたはあちゃんは、黒と茶のミニチュアダックスフントです。
はぁちゃんは私の食べるものならなんでもジッと見つめて私が根負けしてはぁちゃんにひと口あげるのを待っています。
はぁちゃんの正式名称はハートなのですが、私がはぁちゃんと呼ぶので今でははぁちゃんが正式名称になってしまいました。
はぁちゃんが今日狙っているのは私が食べているたこ焼きです。ひとつ、ふたつ、熱々の鰹節が踊るたこ焼きを私がタコさんみたいになってフーフーして食べるのをじっと見つめています。
でもはぁちゃんこれすごく熱いから貰わない方がいいね。
私がそう思ってみっつめを爪楊枝で口に運ぼうとした瞬間、たこ焼きが破れて宙を舞い、そこにつぶらな瞳のはぁちゃんがバクっ!と割り込み…

熱い?熱いよねえはぁちゃん。貰えない食べ物には理由があるんだよ。

3/22/2026, 8:49:04 AM

二人ぼっち

「二人ぼっちになっちゃったねえー」

遭難して一週間、漸く体調が整ってきた。温暖な気候の小さなちいさな島である。鳥がうじゃうじゃいる他は無人の孤島であるが、ただいま人類二人この孤島に辿り着いている。

「船では一人でゆっくり休暇を楽しみたいとか言ってたな、邪魔して悪い」

遭難して一人より二人の方が圧倒的に心強いに決まっている。言わなくてもいい皮肉を時々言う男だった。
揶揄われた方は、

「二人くらいなら誤差の範囲だからおk」
としれっと返す
まあ確かに誤差…偶然の賜物で一人ではなく二人ぼっちでこの島に投げ出されたのであった。

「懐かしいかい、日本が?」

「弾丸みたいに人が右往左往する東京がかい?」

二人ぼっちくらいがちょうどいい

そう嘯いて器用に魚を獲る網を作るのだった。

一人なら予期せぬアクシデントもそう起らず、人の群れの中では息もつけない程の煩さにやりきれず、二人くらいがちょうどいい。

そう言って彼は今度は銛を作るべく、貝を拾って研ぎ始めた。

どうやら気難し屋の彼が認める二人ぼっちの中に入れたようだ。

しかしこれどうやって帰るんだ。本気でこのまま二人ぼっちなのか。

それもまあ、二人ならまあ良いけれども、と思う程度には呑気者の相棒であった。

2/14/2026, 5:40:14 AM

待ってて」


ハルちゃんがエプロンひろげてそう言います
首は仰いて空を凝視する

「待っててね、もうすぐです。春が落ちてきます。」

「ハルちゃんが落ちてくるの?」

「空にね、ハルが落ちてゆくからね、そしたらあったかい方の春が空から落っこちてきます。」

「その広げたエプロンの中に?」

ハルちゃんは頷いて、

「この広げたエプロンの中にあったかい春が落ちてきます。そしたら冬は終わり」

不意に高い鳴き声がして小鳥が低空を横切り、赤い木の実をポトリとハルちゃんのエプロンに落とした。

私はハルちゃんが空に落ちていかないように咄嗟にブラウスの端を掴んでハルちゃんを抱き止めた。

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