ある

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11/20/2024, 1:00:02 PM



その人がどの立場にたって、どんな目でそれを見るかによって
物事なんて容易く揺れ動いてしまうものだから。

だから、この世に絶対的な正しさや美しさ、不変なるもの、
混じり気がないものなんて無いと思うけれど。

それでも、絶対的に信じたくなってしまうもの、
心の底から信じてしまうもの、
絶対に失くさないよう、大切に抱え込もうとしてしまうもの。

それが私にとっての宝物なのかもしれない。

11/18/2024, 1:09:05 PM



本当に自分がおわっちゃいそうになったとき、
スマホをつけて、カメラロールをひたすらスクロールしてる。

まだ大丈夫、まだ大丈夫、
わたしは一人じゃないんだって言い聞かせながら。

10/7/2024, 1:56:47 PM

力を込めて


大丈夫、大丈夫!
あとはこれまでの頑張りを発揮するだけだよ。

そう言葉をかけてもあなたは下を向いたまま。
いつもより倍の時間をかけて、靴紐を結んでいる。

この扉を開けたら、玄関を越えたら。
また新しい一日が動き出す。

それが今日はほんの少し特別な意味を持っていて、それがあなたの体に重くのしかかっているみたい。

丸くなった背中をじっと見つめながら、私は昨日までのあなたの姿を思い出す。

家に帰ってきてからも机にかじりついて、遅くまでデスクランプを照らしていたこと。
休憩したらと声をかけても、生返事しか返さないで、納得いくまでそれに向き合い続けたこと。
時にはままならない現状に、一人で涙していたこと。

全部全部、あなたの力だ。

私はすうっと息を吸い込んでから、そしてゆっくりと右手を掲げた。

パァン!

「いった! え、え!?」

もう私が出来るのは、ここまで。
これがどれだけのものになるかわからないけど、
とにかく、今持てる私の全てを注ぎ込んだ。

まだびっくりした顔をしてるあなたに、私はニカッと笑顔を向ける。
そしてもう一度、今度はそっとその背中に手を添えてから、両手をぐっと押し付けた。

力いっぱいの、祈りを込めて。

10/7/2024, 9:37:44 AM




最近気付いたこと。

それは、過去に起こった「事実」は変えられないけど、その事実に対する「見方」は変えられるということ。

どうしようもない悲しみに浸ったままの過去も、
お腹の底が熱くなるような、怒りに満ちた記憶も、
頭を抱えてしまいそうになるあの日々も。

もちろん全部がきれいにとはいかないだろうけど、
それでも、苦笑いを浮かべながらでも。

今を生きる糧として、もう一度まっさらな目で見つめてみたい。





『過ぎた日を思う』

5/1/2024, 11:38:28 AM

雨の色がカラフルだったら、
この憂鬱な天気にも、少しは歩み寄れるのかな。

もしそうなったらまずは透明なビニール傘を頭上に掲げて、
内側から上をそっと覗いてみたい。

色とりどりの雨粒がぽつりぽつりと天井を弾く様は、
きっときれいに違いないから。


プリズムの光を受けて歩くのも、たまには悪くないのかも。

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