しののめ

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7/22/2024, 3:32:03 AM

一般的な回答としては
休み

趣味的な回答としては
ゲームのガチャのとかランダム商品で
欲しいものを当てる運

創作者の端くれとしては
創作意欲

誰に伝えるかによって
変化する答えだが

結局 
時間が一番なのかもしれない


【今一番欲しいもの】

7/20/2024, 11:32:38 AM


自分の名前は正直 苦手だ
よく見かける
名前ではあると思うが
自分には可愛いすぎて
そして 少し発音がしにくい

だから 自己紹介が苦手だ
文字や漢字や読みでは
自分の名前と認識しているが
名乗ることだけは
何十年生きてきたけど未だに
苦手意識がある

短過ぎるため
渾名や略して読む
みたいなことも
しにくいから厄介だ

では改名するべきか
それは今更だ
それでも私の名前なんだから

【私の名前】

7/19/2024, 3:35:17 AM

ワンルームにひとり
ここは私の楽園だ

しかし一歩外に出れば
見知らぬ人たちとすれ違う

学校にいても
仕事をしていても
人の気配がやむことがない

神経質なのは自覚しているが
全く人と関わらない訳ではない
波風立てずに 静かに
人の輪をすり抜ける

隙を見ては
ひとりになれる場所を
探し彷徨う 自分がいる

そうして見つけた
誰も訪れない穴場は
私と世間を繋ぎ止める
精神の生命線

【私だけ】

7/17/2024, 11:37:02 AM

わたしの側で泣いていた男の子は
艶のあるさらさらな黒髪に
透き通った海のような青い瞳だった

どうやら近所の子供たちに
揶揄われていたらしい

当時のわたしはお世辞にも
おしとやかとは言えない
所謂 じゃじゃ馬と呼ばれていた
娘だった

いけないこと よくないこと
悪いことが許せなかったので
泣いている男の子に駆け寄り
近所の子供たちを追い払った

もう怖くないよ と声をかけると
男の子は また泣き出してしまって
心底焦ったっけ
今思うとあれはきっと
安堵の涙だったのだろうけれど

男の子とはそれきりだったけれど
何十年経った今でも
町外れのけもの道を通るたびに
思い出す

わたしと同じくらいだろうけれど
元気にしているだろうか

もうそんなことは
すっかり忘れてしまったかな

【遠い日の記憶】

7/16/2024, 3:23:04 PM

放課後
河原でごろんと寝転ぶ
両手を頭の後ろに
添えてみたりしてみる

空は赤い
雲はまばらに浮かんでいて
ゆっくりと流れる様を
特等席で眺める
まるで空という映画の
スクリーンに流れる
キャストロールだ
一日の空模様を飾った
スタッフたちの紹介が
スクリーンが紺色に染まるまで
続いていくだろう

普段は空なんて気にせずに
河原をさっさと通り過ぎるけれど
たまには こういうのも
悪くないな と思いながら
テストまであと三日という事実を
しばし雲の流れにまかせて
忘れようとしたが
やっぱり 無理があった

せめて
雲が見えなくなるまでは
現実逃避したいな と
見上げ続けたのだった

【空を見上げて心に浮かんだこと】

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