「君は、TKGに入ってた小さな殻みたいだな。
誰かの大切なものを内側から少しずつヒビを入れていく。そして壊す。壊したら笑って、最後に見捨てる。
逃げるが勝ちなんて言うが、私はそういうの不公平で嫌いだ。
そんなこと言ってしまうような人間なのであれば、死んだって別に涙は流れない。
ごめんね?
もう君の両足は機能しない。
ずう〜〜〜っと一緒にいてくれる?」
2025.10.2.「遠い足音」
ちょっと前に体育祭があって、リレー走ってた時に敵の知らない後輩男子くんに、「先輩コケてくださァい!!」って言われました。キミ誰。
少し肌寒くなって、乾いた風が吹き抜ける。
そんな朝が好きだ。
「最近のお米マジで美味すぎて鳥肌なんよ」
「えそれなお米ってやっぱ最強だよね」
「世界救う代物だよな」
こうやって、友達と登校する学校も、この時期になると過ごしやすくて良い。
こんな日常が好きだ。
虫は春の頃より少ないし、アニメが放送され始めたり、ゲームの新作も増えるし、湿気で髪の毛が爆発、なんてことも減る。
願って叶えてくれるなら、一生秋が続いてほしいと思うのは俺だけだろうか。葉が紅く色づき始め、日本らしさ、美しい和の世界が映えるこの季節はやっぱりすごく最高だと思う。
四季がある日本という国ならではの当たり前。
花のように儚く、空のように繊細。
日本人に生まれてきて、良かった。
2025.10.1.「秋の訪れ」
四季の中では秋が1番好き。米がガチで美味い。
もう10月なんですけど。早くないですか。
色、と言うのに、色でない。
それが白と黒。
白や黒は、赤や青にはなれない。
鮮やかな色にも、くすんだ色にも、渋い色にも、明るい色にもなれない。目に映るもののなかで、白色や黒色が映える色を考えてみると分かるが、白と黒は、お互いがお互いに目立たせている色でもある。
そんなわけで、僕ら双子もそのような存在なのだと思う。
料理ができない兄。
音符が読める僕。
運動神経は良い兄。
陸上競技なら負け無しの僕。
互いにとって無いものを、互いは持っている。
その感覚はあまり不思議とは感じず、ごく当たり前のものだと、心の隅で思っていた。
兄が白なら、僕は黒。
お互いに無くてはならない存在だから、赤や青なんて色は必要無い。
モノクロでいい。
ぶっちゃけそれが僕らにとっての幸せで、灰色なんて色も必要無いのだ。
2025.9.29.「モノクロ」
最近ずっと思ってる事。
:音楽の悪魔がいる時代に生まれて良かった。
ぼくが14歳で、君が17歳の時。
君の泣いた顔を初めて見た。
ぼくは君に言った。どうして泣いたのか、と。
君が言うには、「世界が想像以上に美しかったから」。
ぼくが17歳で、君が20歳の時。
君が笑った顔を初めて見た。
僕は君に言った。どうしてそんな笑い方をするのか、と。
嘲笑うような、悪意に満ちた笑顔だった。
君は言うには、「世界が醜くて滑稽だったから」。
「大人になんてなりたくないな」
「そうだねぇ」
「でも正直学生はそろそろ飽きた」
「そうだねぇ」
「ねえ」
「ん?」
「あの時なんで君は泣いたの?」
「笑うためかな」
2025.9.27.「涙の理由」
明日はガチ勉強する。
コーヒーって、恋と同じ。
砂糖のおかげで甘くなり。苦い経験。熱いカップル。冷めて別れる。
水のようなカップルじゃなくてよかった、とつくづく思う。
水は熱しやすく冷めやすい。100度を超えれば、簡単に蒸発していってしまう。その点コーヒーは味があるし、作り方もある。
沸騰したお湯をコーヒー豆に注いで、コップから立つ香りを楽しみ、ゆっくり味わう。
水にはそんな工程ないし、香りも味も無い。いや、味はあるかもしれないけど、コーヒーのように苦味も酸味も無い。それにコーヒーには砂糖を入れれば多少は甘くできる。
恋愛で、何かしら行動を起こして、2人の仲がさらに深まり、甘くなるみたいに。
「結婚しよう」
「君を必ず守る」
「絶対に幸せにする」
こう言われた時、私は思った。
そう言ってくれた時点で、もうすでに幸せだよ。と。
耳まで真っ赤だ。全身暑くて、目の前の人から目が離せない。余裕じゃ無い。
いつかコーヒーは冷める。
この人はきっと、冷めたコーヒーでも笑って啜ってくれる。
どれだけ苦くなっても。
2025.9.27.「コーヒーが冷めないうちに」
ミルキーサブウェイ観たんですがとりあえず全員愛す。