ぼくが14歳で、君が17歳の時。
君の泣いた顔を初めて見た。
ぼくは君に言った。どうして泣いたのか、と。
君が言うには、「世界が想像以上に美しかったから」。
ぼくが17歳で、君が20歳の時。
君が笑った顔を初めて見た。
僕は君に言った。どうしてそんな笑い方をするのか、と。
嘲笑うような、悪意に満ちた笑顔だった。
君は言うには、「世界が醜くて滑稽だったから」。
「大人になんてなりたくないな」
「そうだねぇ」
「でも正直学生はそろそろ飽きた」
「そうだねぇ」
「ねえ」
「ん?」
「あの時なんで君は泣いたの?」
「笑うためかな」
2025.9.27.「涙の理由」
明日はガチ勉強する。
コーヒーって、恋と同じ。
砂糖のおかげで甘くなり。苦い経験。熱いカップル。冷めて別れる。
水のようなカップルじゃなくてよかった、とつくづく思う。
水は熱しやすく冷めやすい。100度を超えれば、簡単に蒸発していってしまう。その点コーヒーは味があるし、作り方もある。
沸騰したお湯をコーヒー豆に注いで、コップから立つ香りを楽しみ、ゆっくり味わう。
水にはそんな工程ないし、香りも味も無い。いや、味はあるかもしれないけど、コーヒーのように苦味も酸味も無い。それにコーヒーには砂糖を入れれば多少は甘くできる。
恋愛で、何かしら行動を起こして、2人の仲がさらに深まり、甘くなるみたいに。
「結婚しよう」
「君を必ず守る」
「絶対に幸せにする」
こう言われた時、私は思った。
そう言ってくれた時点で、もうすでに幸せだよ。と。
耳まで真っ赤だ。全身暑くて、目の前の人から目が離せない。余裕じゃ無い。
いつかコーヒーは冷める。
この人はきっと、冷めたコーヒーでも笑って啜ってくれる。
どれだけ苦くなっても。
2025.9.27.「コーヒーが冷めないうちに」
ミルキーサブウェイ観たんですがとりあえず全員愛す。
「しっかしまあ、パラレルワールドなんてあるのかなぁ」
「……ワールド、とまではいかなくても、パラレルな街とかならありそうだけどねぇ」
「え?それって……どういう」
「ううん、なんでもないよー」
君が、これまでにないくらい酷い顔をしていたのを憶えている。
何もかもを諦めたような顔で、感情のこもらない声で、そう言ったのを。
そういえば、この街は確かに治安が悪い。
悪すぎる。
それも何か、関係してるのかな。
2025.9.26.「パラレルワールド」
なんか意味わからんくなった。もうそろZAが発売されるのでね。Switch2を持った実況者の配信でも観ようかなぁと。
たこぴー観た。なんかしずかちゃんめっちゃメロ女じゃね?となったのは私だけだろうか……東くんが羨ましい。
東兄みたいな兄って探せば見つかりますか?
「私さ」
うん
「君のこと別にどうでも良くてさ」
はあ?
「いや、嫌いとかじゃないから。安心して」
……??
「ほんとはみんな自分のことが一番大事なのにさ。
簡単に好きとか言っちゃうじゃん」
えーと、何の話……?
「友達、親友、みたいな……関係に名前をつけることもあるじゃん」
うん、そうだね……??
「……何で人間ってそんなんなんだろうね」
……
「時計の長針と短針って、24時間に22回重なるんだって」
……本当に何の話?
「重ならない時間が2つあるってってこと」
う……うん……??
「そういうのが偶然巡り会うことをさ」
……
「『運命』って言うんだろうね」
2025.9.25.「時計の針が重なって」
「まあ、私は別に君のことなんてどうでもいいから知らないけどさ」
「君には良い人を見つけてほしいなぁ」
「僕と一緒に月を見ませんか」
英語の時間で、こんなことを不意に英語で伝えられた。
一瞬分からなくて、その場では「Oh yes, it's mice!」みたいな返事をしたような気がする。恥ずかしい。そして、頭の中でぐるぐる回る単語から推測するに、きっと本当にそう言っていた。
「……え?」
これは一体何に分類されるんだろう。
デートと言っていいのか。
ただの遊びに誘われていただけなのか。
「(まあ……その答えは多分、行ったら分かるんだろう)」
夏目漱石はかつて、「あなたを愛しています」という意味の「アイラブユー」を、「月が綺麗ですね」と訳した。
それなら「月を見ませんか」は、「私にあなたをくれませんか」とでも訳せばいいのだろうか。
2025.9.23.「僕と一緒に」
8番出口観に行った。
キャスティング、ストーリー、技術、演技、演出……全てにおいてパーフェクトでしたね。面白かった。
個人的にタイルマン期待してたので残念でしたが、津波のやつが良すぎたので……幸せならOKです。