汚水藻野

Open App
8/16/2024, 11:56:55 AM

 あの、ちょっと悩み聞いてもらえませんか。

 いや、パワーの付け方じゃなくて…。
 絶対あの人には相談できないんで…。
 俺、自分が誇りに思ってることを周りから「自慢?」とか「自惚れてる」とか言われたんですけど…。自慢してないし、自惚れてないのに…。
 俺の誇りに思ってることは何、って………そりゃ決まってるじゃないですか。
 俺たちのエースのことですよ。
 てかあんたも一緒じゃないスか部活。
 俺、3本指のエースにトスあげてるじゃないですか。
 ギリ入んない、って、それ本人の前で言ったらダメですからね。
 …それが俺の誇りだったから…結構悔しいです。頑張ったから結果がついたのに。
 頑張ってるから結果がついて、それが自信につながって、自分の誇りになってくのに。
 なんか、そう言われると俺も「烏滸がましいんじゃないか」とか思ったりして。
 誇らしい、ってなんだろうと思いまして。


 「…って、相談受けたんだけどさぁ。あいつ、自分の誇りが『自分自身』の何かとかじゃなくて他人のことなんだよな。
 あ、この相談内容絶対あいつには言うなよ。
 てかこいつの文めっちゃ名言ぽくね?囲お??」
 「お、おい…後ろ見ろ」
 「よっしゃ!今のうちに逃げよう!!」
 「え、ちょ、おい待て、」


 「……えーっと、相談してもまともに答えてくれず聞くだけ聞いて終わった先輩はここにいますよね?」

 「ヒエ」

#2024.8.16.「誇らしさ」
 珍しくHQ梟ズ。
 もう最近はhrakとかIbとかになりますかね…気になったらYouTubeなどで検索して見ると…
 きっとハマりますよ。

 貴方の誇りってなんでしょう?
 汚水藻野は「笑える今」ですね、やはり学生の夏休みこそ至高…。駄菓子菓子それもいつかは終わってしまうのだ…。
 汚水藻野の学校、夏休みが終わってすぐ期末テストなんすよ…。

8/16/2024, 8:55:39 AM

 『深海の世』。
 黒く禍々しい深海でありながら、絵の中の藍はどこか海特有の爽やかさが描かれている。
 どういうわけか、私はそれに強く惹き込まれた。
 まるで「おいでよ」と言わんばかりに床に敷かれているそれを、私は無言で見つめていた。
 「この作品、お気に召しているようですね?」
 「うわっ」
 私は小さく悲鳴をあげた。誰だかは知らないが、口ぶりと服装から見るにこの美術館の関係者のようだ。
 「何故床に展示されていると思います?」
 「知ってるんですか?」
 「いえ、私は存じ上げません。"作者"にしか、それは分からないのでは」
 「じゃあなんで聞いたんですか…」
 「それは貴方が熱心に見つめ続けていたからです。貴方はこの作品をどう見ているのか、気になって」
 「……深海だからじゃないですか?深い海だから展示の仕方は一番下、即ち床に置くようにした、とか。いや、典型的ですよね…」
 「……なるほど。では、もし本当に深海へ引き摺り込まれたら、貴方はどうします?」
 「え、引き摺り込まれるんですか?」
 「確証はありませんね。飛び込もうとした人がいるなら話は別ですが」
 「ええ……」
 なんなんだこの人。
 人の意見を聞きたいという興味は分かる。何故なら私もそういう好奇心は持ち合わせているからだ。
 それでも『引き摺り込む」なんてことは無いだろう。明らかに "下" は見えないし、美術品なのだから。もし引き摺り込まれるなら、床に置かない方がいい。
 「ですが10年程前……いえ、何でも御座いません。……悲しい事件ですから」
 「そこで止めます?普通。はあ、なら私はこれで」
 「申し訳ございません。…それではごゆっくり」
 丁寧なお辞儀をされて私も頭を下げる。
 変な人だったが、発想自体は面白かったな。

 『ですが10年程前……いえ、何でも御座いません』
 『悲しい事件ですから』

 10年前。事件。この作者。
 あの人の言った言葉が脳裏に浮かぶと同時にキーワードが頭の中をぐるぐると巡る。
 作者は10年前にはもちろん生きていない。事件だって大きなものはなかったような気がする。
 10年前の展覧会にも参加したが…その時か?
 悲しい事件…本当にどういうことだ?何を言っているのか、私には理解不能だった。

 「…あ」
 子供が休憩室の方へ歩いていた。
 あの先にある絵は、この展覧会で一番大きな作品。
 その子供は他の絵には目も向けておらず、小さな絵を順に見ていた私の目に留まった。
 そういえばさっきも見た気がする。私があの関係者に巻き込まれている間、深海の世を見ていたはずだ。
 そして休憩室に入る直前、子供は目を閉じてこう言ったのだった。


 「絵には魂が宿る」

#2024.8.15.「夜の海」
 2012年の「Ib」っつーゲームですね。
 汚水藻野もハマってます。実況系見てる。
 とにかくイケメンなオネエがいます。

 ちなみにこの話は『10年前』という単語やIbに「絵には魂が宿る」発言させてるのでリメイク版時空。
 Ibちゃんにはリメイク前の記憶があるという設定です。リメイク版のワカメ様と最期の絵は別次元の話で、もちろんIbのことは覚えてないです初対面です。

 リメイク前のエンドはワカメ様とIbだけが出られたエンド。ワカメ様が思い出してIbが「覚えてない」を選択したときにワカメ様からもらったキャンディが手に握られたイラストで終わるやつです。
 あれ、「思い出した」を選択しちゃうと最期の絵の色と同じ飴が見られないんですよ…。
 つまりリメイク版の今は「今度は最期の絵とも一緒に出たい」と意気込んでいるIbです。
 多分このIbはサクサク進みすぎてワカメ様が逆にビビると思う。死と隣り合わせだって気づいて?

8/15/2024, 12:08:07 AM

いなずま:今日雷すごくね???
                 えほんとそれな
  今コンビニ行こうとしてたんだけど流石に無理?
いなずま:むりです
いなずま:俺と一緒に行く?
                  え、いいの? 
いなずま:俺電気無力化できるからな〜〜
         じゃあお前がいいなら一緒に行く
              とでもいうと思った?
いなずま:やっ
いなずま:え
   無力化はできるけど一緒に行っちゃ俺死ぬのよ
いなずま:あ、確かに
いなずま:ごーめん
           いいって、お気遣いありがと
いなずま:ていうかなんで雷落ちてんの?
   なんか乾燥してるからとか聞いたことあるけど
            なんでお前は知らねーのよ
いなずま:いや知ってたって!偏差値79舐めんな
               偏差値79は俺もそう
      てかやっぱ自転車で行くべきじゃねーわ
いなずま:え、自転車乗ってたん?
             そうでーす。前みづらい
いなずま:あ
                   え、なに?
                うmpわfおよmgda
                  j(G_p&aak#(jt
いなずま:うわwなんだこれww
                  知らねーよ…

#2024.8.15.「自転車に乗って」
 自転車に乗ってコンビニ行こうとしたけど雷すごすぎて行くのやめた。hrak。
 ちなみに最後の誤字は「なんでお前ここにいんのよ」って書いてます。
 最後いなずまはしょうゆ顔テープを見つけて「おーい!」って言おうとしたら自分にちょっとだけ雷が落ちてテープが焦ってました。

8/13/2024, 1:00:47 PM

 『毎日元気に生きてるよ ^ ^』
 “元気してる?“って聞かれる、疎遠になりかけている友人からのLINE。
 大抵こう返すしかない気がする。俺はそのタイプ。
 どんなに強くて笑ってる奴でも、駅のホームで座り込むことはある。

 「お兄さん相当限界じゃん、そんなになるまでよく頑張ったね」
 心が壊れてからじゃ遅いんだ。
 人は、働くために産まれてくるわけじゃない。

 そう言ってくれた人がいた。

 『頑張ったね』って言葉が、俺の心を救った。
 背中に置かれた手が、暖かかった。
 どんなに情けなくても、声を押し殺して泣いた。

 心が不健康だったら、体も不健康になる。
 ちょっとくらい、足を止めればよかった。

 ありがとう、あの時、声をかけてくれた人。
 名前も知らないあの人。
 ただ一度だけしか会ったことのないあの人。

 あなたのおかげで俺は生きています。

#2024.8.13.「心の健康」

 一度見たことがあります。駅のホームではなかったけど。まだ学生の汚水藻野ですが、そういう人を見かけた時には「大丈夫ですか」って声かけられるようになりたい。というかそもそもそういう人を見かけないくらい平和な社会になればな、なんて思います。
 今の日本はなぜか頭のおかしい奴が増えてる。
 愛に飢えてるのか?

8/12/2024, 10:49:32 PM

 麦わら帽子を抑え、海を見る。
 きっとこの夏が一生続くんだろうと、そう思った。
 この青い、蒼い海が、必ずぼくらを繋ぎ止めてくれる。
 そう信じて。
 「ねえ、本当にいいの」
 いきなり不安そうに聞いてくる。
 「もちろん。ぼくが君を嫌いになるわけがないじゃないか」
 「やさしいねぇ。……ありがとう」
 「…………もし海が嫌いになったらどうする?」
 「え?」
 「絶対にいつも好きってわけにもいかないからね」
 「……嫌いにはなりたくないし、ならないと思うけど…」
 「うん」
 「そのときは、ロックなギターでも弾いとけばいいんじゃない?」
 「なはは、それ最高」
 夏の湿ったい風も、それに吹かれる麦わら帽子の君も、好きになった。
 君の奏でる音楽は、ぼくの心を揺るがした。
 「たまには一緒に歌おうよ」と言われても、「いや、君の歌が聴きたい」と言い続けた。ぼくが君の音楽を壊すことになりでもしたら、2度と顔向けできないから。

 男は歌が好きで、可愛い物好きな面があり、頭の硬い周りから「女みたい」と言われてきた。
 女は男の歌が好きで、一人称を「ぼく」にして男のように生きてきた。
 そんな色濃い2人が出会ったのはまさに運命。
 かの有名なベートーヴェンもびっくりするほどの、小さな奇跡。
 一生続く夏を大切にしようと誓った。


 「君が好きだと叫びたい……」
 「え?歌えって?」
 「そうじゃなくて」

 「………でも歌って?」

 「いいよ」
 フッと微笑んだ"彼女"が、綺麗で仕方なかった。

#2024.8.11,12.「君の奏でる音楽」「麦わら帽子」
 こないだおじいちゃん?がスカート履いてて「貴様も能力を解放したか……」とか思ってたら、よくよく見て「オバアチャンヤン……汗」ってなりました。
 ゲーセン行ったんですが、うまい棒の詰め合わせ二袋分を300円か400円くらいくらいで取りました。超嬉しかったな、食べる気はなかったけど。

Next