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3/23/2024, 11:53:50 AM

幼い頃、大人にたくさん褒められて、ちやほやされて、自分は世界で一番特別な存在なのだと思っていた時もあった。

けど、その大人たちより少し低いくらいの目線まで成長したとき、自分が特別な存在だなんてこと、よほど小さなコミュニティ内でもない限り、絶対にあり得ないことだと知った。


そして、世の中の大人たちと同じ目線まで成長した今、また自分は特別な存在になろうと必死になっていた。



今度は世界ではなく、たった一人の、誰よりも大切な人の特別に。






【特別な存在】

3/21/2024, 11:57:21 AM

二人のぼっち。


出会って
惹かれて
くっついて


今ではもう二人ぼっち。





【二人ぼっち】

3/17/2024, 11:15:24 AM

自分は、泣かない人間だと思っていた。泣かない人間に、させられていた。
オレが泣くと、うるさいから。だから、泣くなって言われて育った。

どんなに痛くても怖くても、ひどいことをされても、オレは泣かなかった。

心配して「泣いていいんだよ」と言ってくれる親切な人もいたが、「泣かないよ」と笑顔を張り付けて、必死に平気なふりをしていた。





そんな幼少期を過ごして一人立ちしたオレは今、ただ一人の大切な人に抱き締められながら、その優しさに、愛しさに、ぼろぼろと泣いている。





【泣かないよ】

3/16/2024, 11:58:39 AM

怖がりな君へ。怖がりな僕をプレゼントしましょう。

二人でいればあんまり怖くない、…でしょ?





【怖がり】

3/14/2024, 12:31:23 PM

僕を見つめる君は、いつもと何ら変わらない無愛想な顔。
けれどその瞳は、どことなく安らかだった。






【安らかな瞳】

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