みかんを食べたら足が黄色くなります。
黄色くなった足をみて思います。
また黄色くなってるー
黄色くなるのが少し嫌でも、私はみかんを爆食い。
あだ名はみかん暴食女
ひどいよねー、みかんも、皆も。
私にとっての冬休みは敵だ。
冬休みに入ると勉強はやらず、ゲームばかりしてしまい、生活のリズムが崩れてしまう。睡眠だってろくにとらなくなる。本当にダメダメ人間になってしまうのだ。
私は今中学三年生。なので、今年の冬休みは受験前の最後のチャンスといっても過言ではない。ここで生活のリズムを崩すと、受験には受からないだろう。
頑張るしかない、でも、そのやる気が起きない。
私は本当に駄目なのかもしれない。
私は変わらないものはないと思っている。
中学生からの友達とは最近、連絡もまともにせず、夫とは、夫から“別に好きな人ができた”と言われ、別れた。
年月とは、いとも簡単に築き上げてきたものを壊してしまう。
自分がそう思っていても、相手がそう思っているかは分からない。
新しい友達も、いずれ私から離れていくと思う。
だから、歳なんかとりたくない。
自分が生きているうちは、
何も変わらなければいいな。
本当は何も変わってほしくない...
“皆さんクリスマスになにか予定はありますか?”
ゲーム内チャットに書き込まれた一言を見て私はカタカタと文字を打っていく。
“いや、私は無いですね...”
“僕もないです。”
“あるに決まってるだろ、お前らとゲームをする予定がよ!!!”
自分が打った後に次々と仲間のチャットが打たれていく。面白いものや悲しいものなど、様々な種類のチャットが瞬く間に増えていき、私はそれをただひたすら眺める。私はどちらかというと、陽キャではなく、陰キャに近い方なので、勿論クリスマスには予定はない。
今年も独りでクリスマスケーキかー、などと思っていた時、チャットが更新された。
“じゃあ、なにして過ごします?”
なにして過ごすのかと言われたら、なんて答えたらよいのかわからない。ケーキを食べて過ごす?それとも寝て過ごす?それともゲームをする?私は答えが出ずにいたので、チャットからヒントを得ようと、チャットが更新されるのを待った。
“俺はゲームかなー、お前らもだぞ?????”
“私は友達とパーティーします!”
“なにもしないw”
“友達いるってマ?”
待ってはみたものの、やはりゲームとかなにもしないと答える人が多いみたいだ。やっぱりゲームをしようかな、いや、なにもしないかな?と色々考えているうちに、もうその会話は終了していた。今はリア充の話を聞くのに必死らしい。結局、私はクリスマスに何をするのか決められなかった。もうクリスマスは明日なのに...
明日、考えよー
私は考えるのをやめて、明日のクリスマス中に考えることにした。
うちの家のクリスマスイブの夕方は大忙しだ。明日のクリスマスに向けての食材を買ったり、家にイルミネーションを付けたりと、休む暇はない。
うちの一家は物事を計画的にやらないことが多く、いつもギリギリになってから準備するのがオチである。なので今年のクリスマスイブも大変忙しい。
そんなことは見ず知らず、ゲームをポチポチといじっている一番上の兄はまたかよ、と、呆れた表情をしている。呆れるくらいならお前も手伝え、と内心思ったが、兄は言うことは聞かないタイプですぐキレるのでそっとしておくことにした。
はぁ、、、マジでコイツキメェ、、、
ほら、キレた。
ゲームは娯楽の一種なのに、キレたら娯楽なのか?という疑問さえあがってくるほど兄はゲームに対してよくキレている。しかし今日はまだ静かなほうだ。いつもは物にあたったり、長女の私に対してゲームの文句をペラペラペラペラと言ってきたりで、本当にうちの家の厄介者として扱っている。
兄の近くにいたらまた文句を言われそうなので、私は早々と立ち去った。
立ち去ったあと、キッチンで私はサンタさんに、兄への恨みを込めつつ、目一杯懇願した。
物とかいいんで、兄のゲーム機を壊してください