立ち尽くす僕、先行く君。
やっと出逢えたばかりなのに、その時は突然と来る。
分かってたこと、仕方のないこと。
頭では理解してても、身体は言うこと聞かない。
溢れる涙、堪えきれぬ思い。
行き場のない思いを胸に、掛ける声さえ儘ならない。
こんな思い、したくないのに……。
運命は、突如、悪戯に訪れる。
季節は巡る。
微笑み掛ける時もあれば、嘆き哀しむ時もある。
そうやって、1歩1歩、大人の階段を上るのだ。
と、分かっていても、
堪えきれぬ悲しみは、いつかは訪れる。
『また、逢えるよね』と、心の底で、儚く信じて。
[行かないで]
宇宙かな……。
誰もが見上げる青よりも、更に深く濃い青の世界。
人によっては、
暗闇の世界とも、呼べるのかもしれないが、
孤独とは呼べない。
何もない様に見える、青の中にも、
何万光年と離れた先から、届く光のメッセージ。
もしかしたら、既に朽果て、
存在すら、してないかもしれない、
星達からのエネルギー。
例え、どんなに小さくても、弱くても、
必死に輝いては、メッセージを送ってる様にも見える。
東西南北、北半球、南半期。どの位置から眺めても、
同じ青さは、どこまでも広がっているのに、
存在してる星座、天の川、その他見えない星々達は、
喧嘩することもなく、仲違いすることもなく、
昔から今まで、いつも同じ場所、同じ位置から、
私達を見守ってくれている。
隕石なんかより、とても優しく、
母性溢れる、温かな眼差しで。
広く濃く青い世界の、宇宙の1つ。
地球で過ごしてる私達と、
見えてる光景は、同じはずなのに、
命が燃え尽きるまで、
必死に輝き続ける、星々からのシグナルは、
言葉や思いは無くとも、伝わるものがある。
同じ世界で、生きてる者同士だからこそ、
伝わるモノが、あるのだろうね。
[どこまでも続く青い空]
自分の心模様か……。
常に、共に生活してて、
気にしてる様で、かなり御座なりなんだな……
と、我に返る。
心模様、心模様……。
無関心とまでは行かないが、
自身の身体症状に気を取られ、
『分からない、気付けない』のが、正直なところ。
けど、
目の前の事に、一心不乱に取り組める、この瞬間が、
とても楽しくて、生き生きしてるんだなと、
肌身で犇々と感じ取っている。
動けるって、楽しい。見えるって、素晴らしい。
自然に考えられ、感じ取れる。
何より、自分の思うがまま、気の向くままに、
好きな所へと、向かうことが出来る。
これ以上に、何を望めば……と、思えるほど。
今日も、幸せを感じ取ってるんだなと、思います。
天気記号で示せば、晴れのち快晴、ですかね。
今日も元気で何より!
お疲れ、自分の身体!明日も、よろしく!
[今日の心模様]
『太陽に映える色とも、今月で終わり、また来年。』
と、心細くなりながら、色取り取りを、洗濯へ。
『荷物が増えるな、嵩張るな……。』
と、先々を思い巡らせながら、
新たな収納場所を、模索する。
毎年の恒例行事なのだけど、
叶うなら避けたい、今日この頃。
ふと、暖かな肌触りに手が触れ、
真っ白な世界に、思いを馳せる。
『また今年も、綺麗な景色、見れたらいいな……。』
暖かな袖に、腕を通せば、気分は一面、銀世界。
少しだけ、犬の気持ちに、近付けた気がした。
[衣替え]
どんなに大声で喚いても、
どんなに叫び続けても、
普段から会話をしない間柄では、
届いてるはずの声も、ただの雑音と化す。
どんなに思いを込めたって、
どんなに望みを持ったって、
普段から関係が冷えきっていれば、
例え、赤の他人が振り返ろうとも、
肝心の相手には、聞こえもしない。
その辺で飛び交う、蚊と同じ。
家族内でも、起こりうる事。
こんなにも、悲しい事はない。
[声が枯れるまで]