立ち尽くす僕、先行く君。
やっと出逢えたばかりなのに、その時は突然と来る。
分かってたこと、仕方のないこと。
頭では理解してても、身体は言うこと聞かない。
溢れる涙、堪えきれぬ思い。
行き場のない思いを胸に、掛ける声さえ儘ならない。
こんな思い、したくないのに……。
運命は、突如、悪戯に訪れる。
季節は巡る。
微笑み掛ける時もあれば、嘆き哀しむ時もある。
そうやって、1歩1歩、大人の階段を上るのだ。
と、分かっていても、
堪えきれぬ悲しみは、いつかは訪れる。
『また、逢えるよね』と、心の底で、儚く信じて。
[行かないで]
10/24/2021, 10:15:44 AM