NoName

Open App
3/22/2025, 7:22:55 AM

君と見た景色…





あなたと 見た。


それは


思っていたより うすい ピンク色で


思っていたより ずっと 小さく


わたしと 同じ 体温の


わたしたちの こども




ああ、まだ 泣けるのか。


これ、書きながら 泣いている。



生まれる前に 天に かえった こども。



息子が生まれる三年前のことだ。




そういえば、どこかで聞いた…


おやつを忘れて天に戻る 胎児の話…


あの子、おやつを忘れたのかな……





3/19/2025, 4:54:34 AM

大好き…




おばあちゃんがいた。


彼女の車椅子の手すりの消毒をしているとき、


彼女は私に「大好き」を言ってくれる。


「はるこさん、手すりの消毒をさせてください」


と、声をかけるのだが


キラキラした瞳で


「あなたの声、大好き」と言ってくれる。


困ったことに、私はそれが、とても うれしい。




私は誰かに、大好きと言ったことはない。


一生言わないかもしれない。


大好きに責任が持てない。



大好きと言われたら、


ずっと大好きを裏切れない気持ちになる。




マジメすぎだろうか…

3/17/2025, 8:37:51 PM

叶わぬ夢…





人の幸せ度は


夢を実現することで上がるという。




やりたいことをノートに書く。200個。


どんな小さな願いでも、思いつくまま書けばいい。


実現したら、1個ずつはなまるをつける。




あなたの人生が


はなまるでいっぱいになりますように…


3/14/2025, 11:24:46 PM

君を探して…



これは一昨日の夜のことである…


眠っていた私は、誰かが廊下を歩く足音で目を開けた。


姑様がトイレに行くのかな…


そんな感じの足音だった。


しかし足音は、トイレと反対の私の部屋の前へ…


そのまま部屋に入る様子に、思わず寝たふりをした。


足音は私の枕もとに止まった。


顔をのぞき込んでいる!?


今更寝たふりをやめるわけにいかない。


目を閉じたまま我慢する私。




数分が過ぎてだんだん心配になる…


もし、今、目を開けたとき


ナタを振り下ろすところだったらどうしよう?


無理だ!


イヤな想像しかできない。



と、次の瞬間


額に暖かい感触が…?


触られているわけではない。


例えれば、お日様が当たっているような温さ。




あれ?


気配が消えた感覚…



しかし私は目を開けることができなかった。


開けたら見てはいけないものを見てしまう…


そんな怖さがそうさせた。



朝になった。


私は生きていた。



あのとき、私の枕もとに来たのは誰だったのだろう…


今となってはもうわからない。

3/11/2025, 10:42:04 AM

星…



昔、子供らとテレビアニメを観ていた。


オープニングの曲で姪っ子のテンションは最高潮に達する。




♪おなじ くにに うまれたの

この歌詞

♪同じ地球 (くに) に生まれたの  なのだ。



私もあなたも宇宙人。
 
同じ星、そして悠久の時の流れの中の一瞬に

ここで出会えた奇跡……



まさにミラクルロマンスだ。

Next