「二人ぼっち」
完全に一人ぼっちなら、失う物がなくなる分、怖くない。
でも、二人ぼっちは、一人ぼっちになる怖さがある。
温もりを覚えた分だけ余計に、一人になった時の淋しさを想像し、恐怖する。
どうして人は一人では生きられないのだろう?
生まれる時も死ぬ時も、誰かが側に居たとしても結局は一人なのに、その間の人生は、決して一人では生きられない。
何と不安定で、淋しくて、ちっぽけで、情けなくて。
でも、だからこそ。
何て温かくて、素晴らしい生き物なのだろう。
寄り添う事の尊さを知っているのだから。
「夢が醒める前に」
夢が醒める前に、貴方に伝えたかった。
「有難う」と。
「愛している」と。
「今でも……」と。
でも、現実で言えなかった言葉は、やっぱり夢の中でも言えないままで。
きっと私は、ずっとこの後悔を抱えながら生きていくのだろう。
夢にまで見る程に悔やみながら、どうしようも出来ずに。
振り返っても悩んでもどうにもならないのに、ずっとこの後悔の檻から抜け出せずに。
「胸が高なる」
明日はお休み。
ただそれだけで胸が高なる。
私はそんな安い女ですが、何か?
「不条理」
この世の中は不条理だらけだ。
頑張っても報われない。
真面目な人が、損をする。
自分勝手で「言ったもん勝ち」みたいな、声の大きい人の意見だけが反映され、地道に頑張った人の努力は踏みにじられ、搾取される。
小さい事だけど、キチンと並んだ順番を抜かされる。
駐車場に放置されてるショッピングカートを、他の人の邪魔にならない様に、自分の時間を使って片付ける。
でも、やった側の人は気づかないし、知らないし、きっと何処でも同じ事を繰り返して、人に迷惑をかけ続ける。
何て不条理で、理不尽な世の中なんだろう?
どうして、頑張った人が報われないんだろう?
そんな疑問を胸に抱きながら。
それでも私は、頑張る事を止めないし、正しく生きる。
自分だけがズルく生きて得をするのは、違うと思うから。
第一、人を踏みにじった上での得なんて、「徳」ではない。
一時の得を求めて、自分の良心や矜持を自分で裏切りたくない。
だから私は、この理不尽な世の中で、向かい風に立ち向かいながら、真っ直ぐに生きていく。
「泣かないよ」
貴方と別れても、私は泣かないよ?
「別れたくない」って言うと思った?
泣くとでも思った?
縋るとでも思った?
勘違いも甚だしいよね?
どうして私にあれだけの事をしておいて、まだ愛されてると思ってた?
確かに、今まで甘やかしてた私も悪い。
でも、普通は人って、人に何かしてもらったらその分返そうと思うもんじゃない?
いや、別に見返りを期待してた訳じゃないよ?
ただ、人の当たり前の姿勢としてそういうもんじゃないの、って言う話。
貴方は違うよね。
コレだけしてもらったからコレだけ返そう、返したい、じゃなくて、コレだけしてくれるんならコレもしてくれるよね?って更に上に乗っけてくるよね?
コレを許してくれるなら、きっとコレも許してくれるよね?って、どんどん増長するよね?
それでも私も頑張ったよ。
でも、エネルギーも愛情も無限じゃないんだよ?
疲れて、呆れて、どうでもよくなる瞬間があるの。
そして、そうなってしまったらもう元には戻らないの。
なのに、何故?
何故大丈夫と思った?
許してもらえると思った?
まだ愛されてると思った?
ふざけんなよ?
もうあんたなんて要らないの。
髪一筋分の未練もないの。
むしろスッキリなの。
あんたはいつまでもそこで現実逃避してな。
私は次に進むから。
だから、もう二度と私の前に現れないでね。
永久に、さようなら。