「怖がり」
怖がりな君は、遊園地にいっても、お化け屋敷もダメだし、絶叫マシーンもダメ。
結局二人してゆったりまったり過ごす事になるけど、でも、そんな君との時間は、僕にとってはとても安らげる時間だった。
君から見れば僕は、お化け屋敷も絶叫マシーンホラー映画も何でも来いだし、人に対しても物怖じもしないし、怖い物なんかない様に見えてるだろう。
でも、知ってる?
僕がホントは怖がりな事を。
僕はいつも怖いんだ。
恋なんて永遠じゃないから、人の気持ちは変わる物だから、いつか君を失ってしまうかもしれないって、いつもビクビクしてる。
君のいない日々なんて考えられないから、いつか来るかもしれない、来ないかもしれないその日に怯えている。
side.A
だから、僕は日々努力する。
君との日々を少しでも長く続けられるように。
君に見合う人間で居られる様に。
それは決して君の為ではなく、あくまでも僕の勝手な気持ちでエゴなんだと思うけど。
でも、その努力で君が心地よく過ごせて、君が笑っていてくれるなら。
それは僕にとって嬉しい事だから。
だから、その笑顔の為に、僕は頑張れる。
side.B
たから、そんな不確定な日々に怯えた怖がりな僕は、
自ら全てを壊してしまった。
深い闇、生温かい手、動かない君。
一度壊れた物はもう壊れない。
君と僕の関係も、君も、もうこれ以上壊れない。
これで、もう今日から怖がらなくていいんだね?
「星が溢れる」
以前に北海道に旅行に行った時に、山奥のキャンプ場で空を見上げた時の事を思い出した。
空には今まで見たことがない位の星があって、よく言われる事だけど、まるで星が降ってくる様だった。
空から溢れ出した星が、人々を優しく照らして。
太陽みたいに強くないけど、でも、月と星との二人三脚て、ひっそりと、でも確実に、優しく照らしてくれている。
意味もなく、守られてるな、って思えたよ。
人は一人では生きてゆけない。
周りの人だったり、環境だったり。
兎に角何かに関わって、守られて生きている。
だから自分も、出来る範囲でいいから。
困っている人を見過ごさないとか、ゴミはきちんと分別するとか。
そんな当たり前のことでいい。
人を、物を、地球を、環境を、守って生きて行きたいと思う。
「安らかな瞳」
貴方が私を見つめる。
人から眩しそうに見つめられるなんて初めての経験だったから、何だかくすぐったく感じたよ。
でも、きっと私が貴方を見つめる瞳も、同じ様な色を帯びているんだと思う。
お互いに同じ気持ちでお互いを見つめ合い、想い合い、そうやって2人で今日まで歩んできた。
そして、途中からは2人が3人になり、可愛い娘を挟んでの生活になったね。
そこからも又何年もの時が過ぎ。
今でも私は貴方を安らかに見つめていますか?
貴方も、優しく見つめてくれてますか?
毎日会いたいとか、みたいなあの頃の様な情熱や、デート前日のあのドキドキとかはなくなったけど。
でも、そのかわりに何ものにも代えられない信頼と、絆が生まれたと信じてる。
これからも、よろしくね。
「ずっと隣で」
生まれた時から、私の隣にはずっとお兄ちゃんがいた……と思う。
正直、生まれてすぐの頃の事なんて覚えてないし、第一目もよく見えなかったから、ホントの事はどうなのかはわからない。
でも、気がついたらずっとお兄ちゃんが側に居てくれた。
雨の中で心細い時も、ご飯がなくて困ってた時も、おっきいボス猫に追っかけられて逃げ回ってた時も。
いつもいつもお兄ちゃんが横に居てくれた。
いつからか温かいお家に2人で居るようになって。
人間たちは時々ベタベタし過ぎて鬱陶しいけど、でもなでなでしてくれるし、ご飯や時々美味しいオヤツもくれる。
私は我儘で気も強いから、お兄ちゃんとのプロレスごっこでも負けたくなくて、つい本気で爪を出したりしてしまうけど。
でもお兄ちゃんはいつも許してくれる。
きっと、お兄ちゃんは何があってもずっと隣に居てくれるよね。
私ね、普段はちょっとお兄ちゃんの事チョロいと思ってたりもするけど。
でもね、ホントはお兄ちゃんが大好きなんだよ?
ついでにあの人間たちもまあまあだけどね。
勿論言わないけどね。
「もっと知りたい」
世の中には、私の知らない事がまだまだ沢山ある。
若い頃は、年を重ねれば色んな事を知れて、新しい経験とか知識を得る機会はどんどんなくなってしまうと思ってた。
でも実際は、この年になってもまだまだ知らない事が沢山あって、聞きたい音楽も読みたい本も沢山あって。
まだまだ知りたい事が、見たい物が、聞きたい物が、触れたい物が、行きたい所が。
もう、欲張りすぎでどうにかなりそうな位、もっと色んな事を知りたい。
新しい事は疲れる事もあるけど、でもそれ以上に喜びの方が大きいから、私は死ぬまでずっと色んな事に興味をもって、「もっと知りたい」って生きてやる!!