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11/8/2025, 10:38:36 AM

「透明な羽根」


この背中の透明な羽根は、私の心の持ち様によって、純白になったり、漆黒になったりする。

でも、純白だけが正しい訳ではなく、場合によっては漆黒が正義の時もある。

キチンと自分の目で状況を見極めて、自分の心の物差しで何が最善か、何が正しいかを判断して。
多数に呑まれたり、権力におもねったり、くだらない忖度をしたり、そんな事は絶対にせずに。

自分の心の中の道徳に、正義に従って、私は天使にも悪魔にもなる。

11/7/2025, 10:29:41 AM

「灯火をかこんで」


心の中に灯火がある。
私の心を温かくしてくれる、優しい人の言葉とか、優しい人のしてくれた事とか。

その灯火を囲む様に、私の行動基準や、生きる為の「芯」みたいな物がある。

人を温かくさせられる様な人になりたい。
人の心に、灯火を灯せる様な人になりたい。
私の心に灯火を灯してくれた人の様に、なりたい。

そう思って、いつも生きて行きたい。
時には後ろ向きになったり、嫌な自分が顔を出したりする時もあるけど。
でも、灯火を灯せる自分である様に、努力は忘れずに生きて行きたいと思う。

11/6/2025, 11:53:17 AM

「冬支度」


街はそろそろ冬支度に入っている。
植物も、動物も、葉を散らせたり、毛を生え変わらせたり。
厳しい自然の中で生き残れる様に、寒い冬を乗り越える準備をしている。

そして、私も、何だか無駄に栄養を蓄えてしまった気が……
こんな冬支度はいらない……😭

11/5/2025, 1:01:33 PM

「時を止めて」


誰か、時を止めて。
お願いだから、ほんの少しでもいいから。
あの瞬間に、時を止めて。

そうすれば、あの人は生きていたのに。
少しのタイミングの違いで、事故に遭わなくて済んだのに。

何度悔やんだか。
あの時、声をかけてあの人を引き止めていれば。
あの時、もう一言話して居れば、あの時あの場所には居なかった筈なのに。
どれだけ悔やんだか。

だから、お願いだから。
誰でもいいから、ほんの少しでいいから、時を止めて。
お願いだから。

11/4/2025, 11:41:31 AM

「キンモクセイ」


金木犀の香りが街に漂う頃になると、貴方の事を思い出す。

貴方と歩いた道。
笑い合った街角。
2人で頬を寄せて嗅いだ金木犀の木。
バカみたいに些細な事で笑って、はしゃいで。
毎日がただただ幸せだった。

あの木も今はもうなくなって、街並みもあの頃とはすっかり変わってしまった。

私と貴方の関係も終わって、今はもう貴方がどうしてるのか、生きているのかもわからない。

でも、毎年何処からか金木犀の香りが漂う季節になると、必ず貴方の事を思い出す。
打算も妥協もなく、ただ純粋に貴方に恋をしていた自分を思い出す。

そして、出来るならもう一度あの頃に、と願う自分を見つけてしまう。
叶わない願いと分かっていても、もう一度あそこからやり直せたら、と夢想する自分を見つけてしまう。

それは、甘酸っぱくて、切なくて。
でも、これ以上ない位輝いていた私の、大切な想い。
きっと、一生忘れる事のない、大切な想いだから。

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