「誰もいない教室」
誰もいない教室で一人、ただ佇む私。
今日も又誰とも口を聞かなかった。
私なんて、居ても居なくても一緒。
仲良い友達どころか、休み時間にちょっと話したり、移動教室に一緒に行ったりする人もいない。
解ってる。
私が空気読めないから。
周りの流れに乗れなくて、間違ってると思う事はハッキリと言ってしまう。
今回は、ここに居ないあの子を皆が悪く言って。
明日から皆で口きかないでおこうって。
でもそれはただの僻みで、だから 納得いかなくて思わず「それ違うくない?」って言った。
そしたら、一気に空気が凍って。
そして、次の日から私は、居ない人として扱われた。
そして、一つ一つは些細な事だけど、地味にダメージが蓄積する様な、虐めが始まった。
社会に出れば、学生時代の虐めなんて取るに足らない、くだらない事だと思えると聞いた。
きっと、色んな経験をして、くだらない虐めがちっぽけに思えるんだろう。
でも、だからといって、今のこの辛さが無くなる訳ではなくて。
毎日がつまらない。
でも、私は間違った事は言ってないし、謝る必要なくない?
空気を読んで、自分の信念を曲げて、それで一緒に居て楽しい?
自分と価値観の合わない人と居るのって、一人で居るより苦痛じゃない?
嫌いな人に好かれて懐かれるのは鬱陶しい。
だったら、嫌いな人には嫌われた方が良くない?
一人の辛さは確かに事実。
でも、それに負けて自分が失う物とを測りにかけたら、絶対に一人でいる方がいい。
だから、私は誰もいない教室で、一人で向かい風に向かって立ち続ける。
そんな自分を誇りに思いながら。
「信号」
信号機。
手旗信号。
色んな信号があるけど、多分一番気づかないといけないのは、自分自身が理由もなく感じる「危険!!」と言う信号。
きっと、今までの自分の経験や、積み上げた知識から、何かを危険と知らせてる。
そう言う時は、かなりの高確率で何かが起こる。
だから。
見逃さないで。
自分の目を、勘を信じて。
注意してしすぎる事はないから、少しでもいつもと違う何かを感じたら、少しでも危険を感じたら。
大袈裟でもいい。
思い過ごしでもいい。
自分を守れる行動をして欲しい。
何も起こらなければ笑い話にすればいい。
後悔するよりは、絶対にいいと思うから。
「言い出せなかった「」」
『ある想い①』
「貴方が必要なの」
「行かないで」
「別れたくない」
「好きなの」
飲み込んだ沢山の言葉が、いつまでも私を苦しめる。
どうして素直になれなかったのだろう?
どうして意地を張ってしまったのだろう?
後悔の海に溺れる私は、自分が言い出せなかった想いのせいで最後の一歩を踏み出せず、ずっとここに留まり続けている。
いつか忘れられるのだろうか?
いつか笑い話に出来るのだろうか?
そんな日が来る事を信じて、動き出せる日が来るまで、私はこの場にうずくまり続ける。
『ある想い②』
もううんざりだ。
もう、一秒たりとも一緒になんて居たくない。
顔も見たくないし、同じ空気を吸うことすら耐えられない。
私、よくここまで耐えたよね?
よくここまでキレずに居たよね?
ホントに自分の我慢強さを褒めてやりたい。
……いやいや、待って。
褒めたら駄目じゃん。
よく考えたら、こんだけ我慢したからアイツがつけあがったんだよ?
そこまでになる前に何とかするべきだったんだよ。
もっと早く言えばよかった。
なかなか言い出せなかったけど。
「別れよう」
「私の前から消えて」
「マジもう無理」
……そして、本当は一番言いたかったのに、言えなかった事。
「この、ドクズがっ!!悔い改めろや!!」
「頼むから一生不幸で居てくれ」
「2度と私の人生に関わるな!!」
ああ、神様。
こんな酷い暴言を吐く私を許してください。
でも、コレが私の、真実の心の声なんです……
『ある想い③』
いつも人に気を遣いすぎて、疲れる。
相手に気を遣ったつもりの言葉でも、相手にしたら嫌な時もあるかな?とか。
同じ言葉でも、受け止め方によって随分変わるから、そもそも余計な事は言わない事がベストなのかな?とか。
いつも考えすぎて言葉を飲み込んで。
そして、結局は何言えないまま終わってしまう。
自分は人に少し優しい言葉をかけられたり、少し優しくされるだけでその日はハッピーになれるのに、人にそうできなくて、もどかしい。
ホントは優しく言葉やプラスの言葉はどんどん口にすればいいのに、考え過ぎて空回ってしまう。
ちゃんと、言いたい。
人に、優しさを、温もりを伝えられる人になりたい。
でも、今日も言い出せなかった「」を悔やみ続ける。
「secret love」
貴方へのこの想いは、誰にも知られてはならない。
心に秘めた、この想い。
出逢うのが遅かった、とか。
彼女が居る事を知らなかった、とか。
色々言い訳が次々と浮かぶけど。
でも、やっぱりそれは言い訳でしかなくて。
私のこの想いは報われる事はない。
表に出ても、貴方も彼女も嫌な思いをするだけで、誰の為にもならない想い。
だから、誰にも知られるわけには行かない。
誰にも知られない様にしなければならない。
いっその事、この気持ち自体がなくなってしまえば、こんな思いをしなくてもいいのに、とも思う。
でも、私の中にある、この気持ちに。
私だけは、嘘をつきたくない。
誰にも言えないけど、なかった事にはしたくないから。
大切な、私の気持ちだから。
「ページをめくる」
読みかけの本のページをめくる。
この話の次はどうなってるの?
ストーリーが面白いと、途中で止める事が出来なくなって、翌日の寝不足覚悟で一気に読んでしまう。
でも、読み終わっちゃうのが惜しい気もして、楽しみを次の日に取っておこうか、とも思う。
早く読みたい気持ちと、読むのが勿体ない気持が拮抗して、自分の中で戦ってる。
本って凄いな、って思う。
学術書とかは別として、一般的な小説とかエッセイだと、楽しめる時間から考えると凄く安価で、しかも何度か読み返す事で違う解釈が出来たりする事もあって。
非常にコスパに優れてると思う。
しかも、ちょっとした雑学や知識も身につけられる。
本に書かれた一言が人生の指針になったり、力づけられる事もある。
その一言に、救われる事もある。
最近では電子書籍も増えたけど、やっぱり私は昔ながらの紙の本が好き。
画面をスライドする流れるような動きでは得られない、ページをめくる時のあの少しもどかしい感じが好き。
でも、段々と年をとって、紙やビニールがめくりづらくなってきた現実があるから、それを感じた時はちょっと悲しい……