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1/16/2025, 10:58:46 AM

「透明な涙」


恋を失って流す涙。
友達との別離で流す涙。
映画や本で、感動して流す涙。
テレビやニュースで、悲しくて流す涙。
そして、愛する人やペットとの永遠のお別れで流す涙。
愛し過ぎて、何故か溢れて来る涙。

涙の裏には、数え切れない程の気持ちがある。
悲しみ、喜び、感動、喪失感、愛情。

そこに打算がない限り、全ての涙に理由があり、全ての涙は、美しい。

その、美しい透明な涙に感情という色をつけて、気持を流せばいい。
悲しい、辛い、淋しい、切ないとかの、マイナスの気持ちは外に流して。
嬉しい、感動、感謝、感極まるとかの、プラスの気持ちは内に流して。

1/15/2025, 10:24:08 AM

「あなたのもとへ」


何もかも投げ捨てて、あなたの胸に飛び込める様な私だったら、違う未来があったのだろうか。

しがらみ、彼女との事、知らなかった事実。
何もかも、貴方と一緒に過ごせる未来と比べると、どうでもいい様な些末な事に感じた。

だから、そんな些末な事に流されず、貴方の元へ行けば良かったのだろうか。

でも、私はそうは出来ない。

ちっぽけだけど、私のプライドが。
しがらみや彼女の気持ちを無視してまで、とは思えない。
例えば心の底でそれを願ったとしても、自分だけの想いの為に、人を踏みにじる自分になる事は、自分自身が許せなかった。
私の矜持が、「NO!!」と言っている。

私が、私で居られなくなる位なら。
私は、貴方も大切だけど、自分が自分である事に価値を持ちたい。

だから、これて、いい。
自分の中の道に反しない事を選んだから、これでいい。
これが、正しい道だと思うから。

1/14/2025, 1:49:20 PM

「そっと」


まるで壊れ物を抱くように。
そっと、そっと、君に触れる。

君は、小さくて、丸くて、柔らかくて。
少しでも力を入れると壊れそうで。
堪らなく可愛くて、愛しくて、ギュッて抱きしめたくなるけど。
でも、ギュッとするのも怖くて、そっと抱きしめる。

どうしてこんなに可愛いんだろう?
どうしてこんなに愛しいんだろう?
まるで、背中に天使の羽が生えているみたい。

そして、あれから何年か経つと。
どうしてあんなに天使ちゃんだった子が、こんなに反抗期で小憎たらしくなって、悪魔に見える時があるのだろうか?

まぁ、天使でも悪魔でも、所詮親バカな私から見れば、可愛さとか愛しさは変わらないんだけど。
愛情をこめて、そんな軽口をたたけるこの関係性はいいと思うけど、でも、やっぱり時々キーッてな位、腹が立つのもまた事実……

でも、きっと振り返ればそれも懐かしい思い出になると思う。だから、今のこの時期も楽しみたい。
子供は成長するから、良い事も悪い事も、きっと今しかない事がいっぱいあるから。

1/13/2025, 10:56:25 AM

「まだ見ぬ景色」


人の目って、不思議。
目の前にあっても見えない時もあれば、逆に凄く遠くて小さくても目に入る時もある。
その時々の気持ちでも、同じ景色が違って見える。

旅行とかに行って、初めての場所は勿論新鮮で。
二度と来られないかも、って言う思いも働いて、景色とかは貪欲な程じっくり見ている。
でも、普段の景色や道程は、何時でも見られると思うし、特別な景勝地でも何でもないから、じっくり見る事もない。

でも、何気無い景色や風景の中に、ちょっとした綺麗なモノや、優しいモノが隠れている事もある。

いつもの帰り道。いつもの場所。
それでも、気分次第で違って見えるし、視点を変えると見えて来るモノもある。

目の前にある、まだ見ぬ景色を見る為にも、日々の目の前の事をまず大事にして行きたい。

道端の花、夜空に出た月、夕焼け、雲、草の緑、雪景色。
道行く人々、遊んでる子供達、一生懸命働いている人達。
全てが、珍しくなくても、綺麗でかけがえのない、ただ一つだけの景色だから。

1/12/2025, 1:20:50 PM

「あの夢のつづきを」


貴方と別れて何年経ったのだろう。
今でも、ふとした時に、貴方の事を思い出す。
貴方の笑顔、視線、仕草、声、匂い。
貴方の全てを、私の全てが覚えている。

今の生活には満足しているし、パートナーにも不満がないと言えば嘘になるけど、我慢出来ない程の事はないし、結構幸せだと思ってる。

でも、そんな日々に包まれていても。
貴方の事を思い出すと何だか堪らなくなる。
だから、普段は余り思い出さない様にしている。考えない様にしている。
……それでも、何かの折にこうやって思い出してしまう。

未練がある訳じゃない。
やり直したい訳でもない。
第一、仮にやり直しても又同じ事の繰り返しで、上手く行かない事なんて解りきってる。

でも、私の中の何処かが。
貴方と一緒に居た頃の、あの日々の続きを。
夢の様だったあの日々の続きを、求めている。

だから、例え偶然でも。
貴方と何処かで逢う事が、怖い。
自分に歯止めがかけられなくなりそうで。
あの日々を、現実に続けたいと願う、自分を見つけてしまいそうで。
現在の、全てを投げ捨ててでも、貴方の元に行ってしまいそうで。

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