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12/2/2024, 10:51:40 AM

「光と闇の狭間で」


自分の中の、天使と悪魔がケンカしてる。

「ちよっと、そこまで真面目にしなくていいよ。手ぇ抜きなよ、皆やってるよ?」悪魔が闇の中から囁く。

「駄目だよ、皆がやってるからって、正しいって事じゃないよ。やるべき事をやらないと落ち着かないでしょ?」天使が光の中から囁く。

基本的には、天使の言う通りにしてる。
だって、手抜いて困るのは結局自分だし、自分を誤魔化して「大丈夫!!」って言ってても、心の中では落ち着かない。
そんな、落ち着かない気持ちを抱えて居る位なら、ちょっとしんどくても、自分を誤魔化さずにキチンとした方がスッキリする。

自分でも、つくづく損な性分だと思う。
不器用で、要領も悪いと思う。
人に搾取されて、疲れ果てる時もあるし、怒りに支配されてしまう時もある。
闇落ちして、暫く立ち直れずに、何もかもが嫌になる時もある。
良い意味での適当さはないのに、ある日疲れ果てて、悪い意味でいい加減になってしまう時もあって、自分でもホントに駄目だなって思う時もある。

けれど、いつも一生懸命頑張ってる自分は、嫌いじゃない。
損でも、要領悪くても、みっともなく足掻いてても、それが私だから。
光と闇の狭間に居る時もあるけど。
でも、光も闇も、善も悪も、全部飲み込んで、その上での私だから。

一所懸命、一生懸命、生きて行く。

12/1/2024, 10:48:46 AM

「距離」


昔は、貴方との距離はもっと近かった気がする。
お互いがお互いを思い遣って、気遣って。
だから、物理的な距離が離れていても、心の距離は凄く近く感じていて、何処に居ても貴方を感じる事が出来ていた。

でも今は。
いつの間にか2人の距離は凄く離れて。
物理的には近くなった分、遠慮がなくなってお互いに思い遣れなくなったし、気を遣う事もなくなった。

そして、そんな日々が続く内に、もう戻れない所まで来てしまった。

少し前までは、それを淋しくて思ったり、悲しく思ったりした。
でも、今では、そんな事を思う程の気持ちもなくて。

いつからか、怒りや苛立ちとか、呆れとか、マイナスの感情以外で、貴方に対して心が動く事がなくなった。
心底どうでもいい、という気持ちが先立つようになった。

距離感て、難しいと思う。
近すぎても、遠すぎても、間違えてしまう。
でも、お互いがお互いを大切にさえ思っていれば、きっと乗り越えられる。
気付いた時には遅いかもしれないけど、でも、やり直す事は出来るかもしれない。

やり直せるか、やり直せないか。
やり直すか、やり直さないか。
選ぶのは自分だから、自分の気持を信じて、進めばいいと思う。

11/30/2024, 10:48:55 AM

「泣かないで」


一体誰が君を泣かせてるの?
泣かないで。君が泣いてたら、僕まで悲しくなる。
君の涙はアイツの為?アイツのせい?
どっちにしろ、僕の入る余地なんてないよね?

それはわかってる。
痛い程、わかってる。

ただ、僕は君の涙を止めたい。
君に、幸せで居て欲しい。
君に、いつも笑って居て欲しい。

その相手が僕じゃなくていい。
ただ、君が幸せで居てくれたら、それでいいから。

僕には、愚痴を聞いたり、慰めたり。
そんな事位しか出来ないけど。
それで、少しでも君の気持ちが軽くなるなら。
僕が君を受け止めるから、その間は泣いてもいいから、それで、気持ちが落ち着いたら、もう泣かないで。

いつもの君の笑顔を見せて。

いつも、君の幸せを、祈ってるから。

11/29/2024, 12:42:19 PM

「冬のはじまり」


段々寒くなって、冬を感じるようになる。

シャツ1枚では辛くなって、上着を羽織るようになった。
息が、白くなった。
水仕事が、辛くなってきた。
雪国だから、車のタイヤ交換もしなきゃいけない。
年末も近いし、少しずつ大掃除もしなきゃだけど、天気が悪いからなかなか捗らない。

生活のそこかしこで冬を感じてる。

でも、一番は。

冬毛のネコを抱きしめて、暖をとるようになる事。
でも、ネコも肉球は毛がないから冷たいんだよね。
それで、その肉球を人に押し付けて、自分は暖まるんだけど、こっちは冷たくて「ひゃ~っ」てなる。
誰もいない時は、合掌するように手合わせてるし。
しかも、寒いのにヘソ天で、薄目開けて白目むいてたから、母は慌ててた。
でも、それも又いつもの冬。

誰かに掛けてもらったかのように、凄く上手に掛け布団掛けて寝てる姿とか、点いてないストーブの前で丸まってる姿とか。
いつものツンデレも、ちょっと寒さには負けてしまうみたいで、やたら増えるスリスリが堪らない。

もう、愛しくて、可愛くて。
しみじみ、幸せと冬を同時に感じてる。

11/28/2024, 11:51:29 AM

「終らせないで」


貴方との終りが近づいてるのがわかる。

約束が、少なくなった。
約束しても、ドタキャンになる事が増えた。
視線が、合わなくなった。
最後に見つめ合ったのは、一体いつの事?

会話が、続かなくなった。
そもそも、会話が少なくなった。
笑顔が、少なくなった。
そして、眉間の皺が増えた。

終わりたくない。
終わらせたくない。
このまま、貴方と過ごしていたい。

でも、もう駄目なんだね。
このまま続けても、きっと哀しい事が増えるだけで。
惨めな自分を見る時間が、ただ伸びるだけ。

自分なりに、精一杯頑張った。
でも、無理だった。

だから、せめて。
貴方からは終らせないで。
私が、私の責任において、私の意思で終わらせるから。

ちゃんと、「今まで有難う」って、笑って言える自分でいる内に、終わらせるから。
最後に、貴方の前で号泣して、貴方を困らせないで済む内に、終わらせるから。
貴方が、「終わって良かった」とだけ思うような、ほんの少しも寂しさを感じない程になる前に、ちゃんと終わらせるから。

だから、もう少しだけ。
私の覚悟が決まるまで、もう少しだけ。
待っていて、ください。

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