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10/30/2024, 10:43:01 AM

「懐かしく思うこと」


子供や学生を見ると、「あの頃はこうだったな」とか、「あ~、わかる、そうそう。」とか、懐かしく思う。
もう戻れない時代で、その頃の自分の甘酸っぱい思い出を思い出したりして。

もしその頃に戻れるなら、って考えた事もあるけど、結局同じ道を選ぶだろうし、同じ失敗をすると思う。

戻れないからこそ、唯一無二だからこそ、懐かしくて、こそばゆくて。
自分と同じ様な熱さとか、間違ってる情熱とか、行き過ぎた正義感とか。そんなのを見た日には、もう恥ずかしくて「い~っっ」なる。
でも、応援したい。

よく「最近の若い子は」とか、「〇〇世代は」とかって言うけど、みんな自分が通ってきた道だから、温かい目で見ればいいと思う。
自分が通ってきたからこそ恥ずかしいかもしれないけど、自分もそうやって許されてきたんだから、見守ってあげればいいと思う。
ただ、明らかに間違っている時とか、痛い目に遭いそうな時には、助言した方がいいとは思う。

きっと、その子達も懐かしく振り返る日が来るから、その時に悔しい思いとか、悲しい思いをしないで済むように。
そう出来る大人でありたい。

10/29/2024, 11:35:29 AM

「もう一つの物語」


時々ふと、考える。

もし、あの時こうしてたら。
もし、あの時あの道を選んでいたら。
もし、あの時あの人を選んでいたら。
今、私は違う人生を歩んでいたのかなって。

大体そういう事を思う時って、現実に思い切り満足していて今以外の世界だと嫌な時か、逆に現実が辛くて現実逃避している時。

現実が良くての時は満足感が上がるだけで何の問題もないけど、嫌な時はちょっとお疲れの時もあれば、相当追い詰められてる時もある。
現実が辛すぎて、そんな事でも考えないと居られない程、今この場所にいたくない時。

でも。それでも。

今までの人生で何度も分岐点があって、何度も道を選んで。その時その時は、精一杯悩んで考えて選んだ道。
その時の自分を否定したくない。
それに、もし違う道を選んでも、もっと酷い事になってたかもしれない。
仮にその道を選んだ人が幸せになっていたとしても、自分がその場所に居た時にそうなるとは限らない。

きっと、何処に居ても。誰といても。
悩んだり、辛かったり、苦しかったり。
だから、今は、この場所で。
この物語を生きていく。

でも、その反面。
逃げるべき時は逃げないといけない。
この場所が間違っている事に自分でちゃんと気づいて、気づける自分になれた事が、この道を選んだ意味になる。そして、この場所から他の場所に行く。
それも自分の選択で、自分で新しい物語を書き始めるだけだから。

人生にはもう一つ物語なんてないと思う。
全部、自分が書くひとつなぎの物語。
自分で選んで、自分で責任を持つ、自分だけの、たった一つの物語。
この物語を、大事に、生きていく。
何度反省しても、後悔はせずに、生きていく。

10/28/2024, 11:50:40 AM

「暗がりの中で」


闇に閉ざされた私の心の中は、ずっと真っ暗で、真っ黒で。
誰も信じられず、誰も求めず。
全てを拒否して、微かな光さえも差さない程の、本当の真暗闇だった。

そんな私に、貴方は微笑みかけて、言葉をかけて。
最初は貴方の存在は、私の目にも心にも映らなかった。
貴方の言葉も、全く私に届かず、響かず。

でも、貴方は根気良く、長い時間をかけて私の心の中に入ってきた。

少しずつ貴方の声が聞こえてきて、姿が見えてきて。
木漏れ日が木々の隙間から差す様に、貴方という光が私の中に差してきて、閉ざされた私が、少しずつ開いて行った。

そして、今まで、キチンと見えなかった貴方の姿が見えるようになり、私の扉も開かれて。

そしたら、貴方だけでなく、周りにいる他の人の声も聞こえるようになって、姿も見えた。
私の周りは、敵ばかりじゃなくて、実は暖かい人が溢れてた。
そんな当たり前の事に、やっと今気づけた。

何で今まで気づけなかったのだろう。
自分の辛さは見えて心を閉ざしたのに、何で人の辛さとか優しさが見えなかったんだろう。

貴方が光をくれたから、見えた。聞こえた。気づけた。
貴方にも、周りの人にも。
ごめんなさい、有難う。

これからも、私が駄目だったら叱ってください。
甘えてたら、言ってください。

辛い時に受け止めてくれる場所がある事を知った私は、前よりは強くなれたと思うから、キチンと受け止めて、考えて行けると思う。
そんな自分になれたと思うから。

10/27/2024, 11:14:59 AM

「紅茶の香り」


私の勝手なイメージなんだけど、コーヒーと言えば朝で、紅茶と言えば午後、それも2時とか3時とか、そんな時間帯のイメージがある。

慌てて飲んだりしないで、ゆったりとした時間を楽しみながら飲む様なイメージ。

ゆっくりと時間をかけて、そんなに真剣ではない悩み事や、日常のどうでもいい様な気になる事を考える。
あんまり真剣な悩みとか、深い考えは似合わない気がする。

でも、自分でそう思ってるくせに、実際に飲む時はバタバタしてて、あんまり味わう余裕もなく、ゴクゴク飲む感じで。

思えば、時間に追われてる、忙しい、やらなきゃならない事がいっぱい、とか言って、ゆっくりする時間を大切にしてこれなかった。

ゆっくりゆったりする時間て、決して無駄ではなくて、そこから生まれる余裕や、気分転換出来た事によって生まれる発想とかが凄く大切で。
それもわかっているのに、なかなかその時間を取れない。

昔先輩に言われた。
「100%努力して全力出すよりも、80〜90位の力でやってて、残り10〜20の余裕で生み出された物が実は10や20以上のモノで、結果120とか130とかの力を出せた事になる事もある。常に全力が一番いいわけじゃないぞ?」って。

多分、当時自分の実力以上に頑張り過ぎて、周りが全く見えなくなってた私を心配して言ってくれた言葉だと思う。
でも、事実その通りだな、って思える事が何度もあったし、思い当たる事実もあった。

だから、ついつい忙しいってバタバタしちゃうけど、心の何処かにこの言葉を置いて、ゆっくり紅茶を飲んだりして落ち着ける時間を作る様にしたいと思う。

皆も、日々に追われて忙しいと思うけど、短い時間でもいいから、ゆっくりゆったり時間を作って、自分にプチご褒美をあげてね。
頑張ってる自分を、労ってあげてね。

「いつも頑張ってるね。お疲れ様。」

10/26/2024, 11:31:08 AM

「愛言葉」


愛を表せる言葉は沢山ある。
「愛してる」「大好き」「大切だよ」「君だけだよ」
世界中の人の数だけ、愛を表す言葉がある。
ありふれてるかもしれないけど、言われると嬉しい言葉。

でも、それが本当に心の底から言ってるのか、表面だけの言葉なのかは、言ってる本人にしかわからない。

なのに、皆その言葉を信じたがって、信じて。

その結果、幸せになる事もあれば、不幸になる事もある。
「愛言葉」が「哀言葉」になってしまう事もある。
そして、不幸になった事のある人は、次から慎重に、臆病に、疑心暗鬼に、なってしまう。

でも、考えてみて?
信じても、信じなくても、幸せになるか、不幸になるかの結果は変わらない。変えられない。

だったら、信じてみようよ。
信じて裏切られるのは辛いけど、でも、信じるべき人を、信じるべき言葉を信じられずに、想ってくれた相手を傷付けるよりはずっといい。

自分が、傷付きたくない事は、人を傷付けていい理由にはならない。
自分が傷付きたくないからって、人を傷付ける人にはなりたくない。

だから、私は人の善意や愛を信じて生きていきたい。

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