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10/20/2024, 11:02:59 AM

「始まりはいつも」


恋の始まりはいつも、些細な事。

優しくしてくれた、話が面白かった、それまでと違う一面を見つけた、自分の苦手な事を易々とやってのけた、運動会で格好良かった、腕まくりした腕が逞しかった、指がキレイだった、とか。

元々好きになる土台はあったんだろうけど、でもその気持がハッキリと形になって、自覚出来るようになるきっかけって、ホントにどうでもいい様な些細な事の時もある。

それがいつの間にか大きくなって、気が付いたら自分ではコントロール出来ない程になって。
でも、その制御の出来なさは不快ではなくて。

この気持ちは、この先何処に向かって行くのかもわからないし、このまま大きくなるのか、なくなるのか、それもわからない。
切なさとか、苦しさとか、痛みとか。
そんな事を知る事になるかもしれないけど。
でも、折角生まれたこの気持ちを、大切にしていきたい。

「貴方が、好きです。」

10/19/2024, 11:57:52 AM

「すれ違い」


最近貴方と、噛み合わない事が多い。 

お互いに悪気がないのに、お互いをイラつかせる。
ちょっとした言葉が、お互いを傷つける。

いつからこうなったんだろう。
少し前までは、どうしてこの人こんなに私をわかってるんだろう?と思えてた。
世間でよく言われてる魂の片割れなのかな?と思える位だった。

でも、いつの間にか。
交わす言葉一つ一つが心に響かなくなり。
交差する視線も何も生み出さなくなり。
触れる指先も鬱陶しいだけで。

どうしてこうなったんだろう?

わからない。
わからないけど。

もう、あの頃には戻れない。それだけは確かで。
そう思ってた時に、貴方に切り出されたサヨナラ。

悲しいような、切ないような、寂しいような、悔しいような。
でも、どこかホッとする自分もいて。

いつか、長い間一緒にいても、すれ違わない人に出逢えるのだろうか。
相手の問題なのか、私の問題なのかはわからないけど。
でも、その日を信じて。
今は、サヨナラ。
有難う。
ゴメンなさい。


10/18/2024, 11:06:25 AM

「秋晴れ」


外は、気持ちのいい秋晴れ。でも、私の心は晴れない。
それどころか、ほぼ土砂降り。秋晴れまで恨めしい。

昨日は仕事でトラブルがあり、急遽残業。
それで、恋人とのデートも流れた。
お気に入りのパンは売り切れだった。
家に帰れば滅多に切れないLEDの電気は切れてるし、昨日になくなって買うのを忘れてたシャンプーも、ない。

何だか、細々とツイてない事が起こって、気が滅入る。

そして今日。朝起きてカーテンを開けると、お手本の様な秋晴れ。
でも、今日も昨日の残務整理があるし、きっと定時では帰れない。シャンプーも買わなきゃ。
気分は落ち込んだまま。

そう思って家を出たけど………でも、何だか。
今日は朝から信号にも上手い事引っかからない。
お昼ごはんを買いに出たコンビニで、新商品の美味しそうなデザートも見つけた。
お客様からの電話も、タイミング良くかかってきて、上手い事捌ける。
何だろう、何か、ツイてる。

昔から悪い事って、畳み掛ける様に次々と重なる、って言うけど、もしかしたら、良い事もこうやって重なってるのかもしれない。
良い事も悪い事も、どっちも起こってる筈だし、世の中そんなに捨てたモノでもないし。

ただ、悪い事の方が気持ちに残るから、そう思ってしまうんだろうな。

そう思うと、もし今日が雨降りだったら余計ツイてないと思ってただろうし、秋晴れで正解かも。

起きた事を恨んだり、悩んだりするよりは、目の前のラッキーに感謝して行く方が建設的。
悩んでも楽しんでも同じ一日なら、楽しんだモン勝ち。
有難う、って思って過ごせた方が、お得感があるよね?

だから。今日もがんばろう。
絶対、私はツイてるから。

10/17/2024, 11:21:34 AM

「忘れたくても忘れられない」


忘れたいのに忘れられない事と言えば、黒歴史。

若い頃は常識を知らなくて、今思えばとても恥ずかしい事や失礼な事をしてしまった……

友人の結婚式に膝上のミニスカートで出席したり、喪服もただの黒スーツで代用したり。
敬語も満足に使えないし、ビジネスマナーなんて全く駄目だった。
何が常識で何が非常識なのかも知らない、わからないまま、本当に酷かったと思う。

でも、自分でもホントにどうなん?って思ったのは、お客様からの電話を受けて、先方が名乗らなかったのでお名前を頂戴する時。
頭の中で「どなた様?」「お名前は何とおっしゃいますか?」「どちら様?」って、もうどう言えば良いの軽くパニックになって。
で、最終的に口から出た言葉が「何様ですか?」だったと言う、漫画のような、嘘のようなホントの話。

幸い先方も笑って許してくださって、怒らせずに済んだけど、敬語ってすぐに出てくるように使い慣れてないと駄目だな、と思った。

そんな、忘れたい過去。皆さんにもありませんか?

10/16/2024, 11:14:09 AM

「やわらかな光」


君の寝顔が、窓から差し込むやわらかな光に照らされてる。

どこの親も皆そうだろうけど、自分でも親バカだって思うけど、世界で一番可愛いと思う。

ぷくぷくとしたほっぺた。
少し肉に埋もれてる鼻。
柔らかそうな唇。
睫毛は少し長いかな?

どこをとっても可愛い。

……と思っていたあの頃から十数年。
反抗期で。まぁ小憎たらしい事を言いまくる。

あの可愛い子はどこ行った?と思う。

そんな時、家族で出掛けたエレベーターの中で、赤ちゃん連れの親子と一緒になった。
親子がエレベーターを降りて、夫が言った一言。
「あの天使がいつか悪魔になるなんて、思いもしないんやろうな………」

君はほっぺを膨らませて怒ってたけど、その姿も可愛くて、思わず笑っちゃった。

大丈夫だよ。天使でも悪魔でも。
どんなに小憎たらしい事を言っても。
君がママの元を巣立っても。

ママはいつでも味方だよ。
君の幸せを、心から祈ってるよ。
世界で一番大好きだよ。


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