[猫の日に猫みたいに甘える彼氏と甘やかす彼女の話]
「ねぇ、今日は猫みたいに甘えてもいい?」
『いいけど…どうして?』
「甘えたくなったから…猫の日とこじつけて…。
だめ?」(少し恥ずかしそうに小声気味で)
『ふふ。いいよ。…どうして欲しい?』
「頭を撫でて欲しい。」
『いいよ。…こっちおいで。そうそう。…あ、どうせなら私の膝の上乗っちゃう?…猫ちゃんって好きな人の膝の上で甘えたりするからさ。…それに沿って甘えてみない?』
「…猫ちゃんってそういう習性があるんだね。じゃあ、お言葉に甘えて。」(ゆっくり膝の上に乗る)
「乗ったけど…大丈夫?重くない?俺。」
『大丈夫だよ。それより…』(彼の頭を撫でる)
「…」(頭を彼女の手に擦り寄るようにしたり、彼女の胸に顔を埋めたりして甘えている)
『…ふふ。可愛いね。本当に猫ちゃんになっちゃったみたい。…ほら、よしよし。』
「…うるさい。でも、撫でてくれるのは嬉しい。すっごい気持ちいい。」(赤面している状態)
『…本当に可愛いね。ねぇ、猫の日じゃなくても甘えたくなったらいつでも甘えにきてくれていいからね。』
「…いつもは、君に甘やかされるというよりは君を甘やかす方が好きだからさ。…でも、甘えたくなったら甘えようかな。」
夜空を駆ける
あなたと一緒に夜空を駆ける。
そんな夢を見ている。
あなたは誰
…最近、よく夢を見る。
とあるプリン頭をしていて、髪がショート丈で、猫背の男の子が私に微笑みかけてくれる…そんな夢。
やけにリアリティがあってたまに現実と夢の見分けがつかなくなる時がある。
…でも、その夢を見ている時はとても心が穏やかで自分の重たい気持ちがふっと軽くなるのだ。
…そんな救世主みたいなあなたは誰ですか?
手紙の行方
あの時、あなたに渡した手紙の行方が知りたい。
破り捨てたのか。
燃やしたのか。
それともー
ありがとう
| ありがとう。
| いつもありがとう。
| 一緒にいてくれてありがとう。
| 私が弱くても離れず、抱きしめてくれてありがとう。
| 他人と違ったところを愛してくれてありがとう。
| (ヒト)
| 私と対等に接してくれてありがとう。
| 私が道を違えそうな時、きちんと叱ってくれて
| ありがとう。
| 私がかまって攻撃してきても、いつでも同じ態度で
| 接してくれてありがとう。
| いっぱい感謝することが多いのですが一番伝えたい | のはー
「私を愛してくれてありがとう。」
こんなに嬉しい手紙を奥さんから貰った。
俺は思わず嬉しいやら驚きやらを渦ませた感情によって視界が霞んで手紙を濡らしてしまった。