3/6/2024, 10:12:25 AM
傷の上に、また傷が出来た。
結局、いつもこうなる。
「君だって、いつか私から離れるんだろ?」
「あんたに頼まれても、離れてやらねぇ」
そっと、腕が伸ばされた。
私は、その腕にしがみついて、泣く。
「もう独りは嫌……!」
「俺がいるだろ」
例え、10回裏切られても、11回目を信じられる? ヒーローでもない私が。
3/5/2024, 10:15:34 AM
なんとなく、膝枕をしてもらった。
暖かな昼下がり。私は、微睡む。
一時間くらい眠り、起きた時には、君も寝ていた。
起き上がって、ソファーに座る。そっと、彼の体をずらして、膝枕をしてみる。
目を覚ましたら、驚くかな?
3/4/2024, 10:13:38 AM
「世界で一番にしてくれるなら、ずっと大好きでいてあげる」
そう言って、君に呪いをかけた。
君の最優先は、私。そうでなくなれば、私は去る。
そういう呪い。
ああ、私は昔から魔女と呼ばれてたよ。
3/3/2024, 10:33:43 AM
女の子のお祭り、か。
それじゃあ、私は、いつ祝われたらよかったんだろう?
4月かなぁ。
3/2/2024, 10:08:15 AM
束の間の光さえ、呆気なく奪われてしまった。
「…………!」
声が出ない。
猟銃で撃たれた彼の体から、真っ赤な血が広がる。
私の腕の中で、どんどん冷たくなっていく。
そして私は、彼から引き離されて、座敷牢へと戻された。
ごめんなさい。私のせいだ。
君の手を取るべきじゃなかったのに。