束の間の光さえ、呆気なく奪われてしまった。「…………!」 声が出ない。 猟銃で撃たれた彼の体から、真っ赤な血が広がる。 私の腕の中で、どんどん冷たくなっていく。 そして私は、彼から引き離されて、座敷牢へと戻された。 ごめんなさい。私のせいだ。 君の手を取るべきじゃなかったのに。
3/2/2024, 10:08:15 AM