1/16/2024, 10:52:06 AM
容姿も中身も、褒められた記憶がない。
そんな私を好きだと言う君。私が、ろくでもないから好きなんだって。
生き汚いとこも、ずる賢いとこも、人間らしくて好ましいとか。
それなら、どうか、いつまでも一緒に。
1/15/2024, 10:07:28 AM
残酷な神が統べる世界。
おまえが生きているのなら、殺してみせる。
私は、血の気が多く、根に持つタイプの人間だ。
そんな私を好きだと言った君は、変な子だね。
人間は好き。美しい物語を見せてくれるから。
1/14/2024, 10:32:42 AM
海辺に死体が上がった。
片想いの相手は、俺じゃない男と心中した。
こんなことになるなら、あんたをかっさらうべきだったな。
1/13/2024, 10:05:14 AM
眠り姫なんて柄じゃないが、100年の眠りから覚めた私は、姫よりも孤独だった。
知己は皆、死んでいる。
もう一度眠りについて、君が生きていた頃の夢を見たい。そんなことも考えた。
でも、過去に生きた君の日記を受け取り、私はそれを支えに歩んで行く。
夜、眠ると夢を見た。君が成長していく夢を。
1/12/2024, 10:07:14 AM
永遠なんてない。絶対なんてない。真理なんて見付からない。
助かりたい。救われたい。死にたくない。生きたくない。
私は、呪詛を吐いていた。
それが君の耳に届いたのか、私が寝ているベッドの端に座る。
「今日は、一段と落ちてんな」
「…………」
私は押し黙る。
彼は、ただ、傍にいてくれた。ずっと、傍にいてくれた。