11/2/2023, 10:17:32 AM
願ったことを覚えてる?
もう目が覚めなければいいのに。
しかし、オレは目覚めた。
何かがおかしい。家が廃墟のようになっている。
家の外は、もっと酷かった。
広がる廃墟群。人気はない。
足早に、おまえの家を目指す。
そこには、やっぱり廃墟があって。人はいない。
中に入ると、異物を見付けた。缶の中に入った手紙。
「これをおまえが読む頃には、俺は死んでると思う」
膝から崩れ落ちた。
「死ぬ前に、ひとつだけ。どうか、おまえだけでも生きてくれ」
11/1/2023, 10:10:19 AM
測る物差しがないのに、何故、それを求めてしまうのだろう。
「ずっと、オレとここで暮らそうよ……」
おまえが、イエスと言うはずがない。だって、おまえは正しいから。
閉じ込めてしまいたい。おまえのことを。独り占めしたいんだよ。
でも、結局は束縛出来ない。おまえを愛してるから。
10/31/2023, 10:39:14 AM
月に行ったら。
いや、せめて、誰もオレを知らないところへ行けたら。オレは、もう少し生きやすくなるんだろうか?
違うか。オレから記憶を消す方が早い。
10/30/2023, 10:04:31 AM
ひとりになると、考えることがある。
前は、ひとりでいても平気だったこと。
今は、ひとりでいると寂しくなること。
特に、広い家にひとりきりだと、オレはやるせなくなる。
だから、おまえらがいてくれると、昔みたいに賑やかで嬉しいんだ。
10/29/2023, 10:23:32 AM
あたしは、あの男を殺した。
さよなら。決して、あたしになれない可哀想な男。
あの人のことは、あたしが幸せにするから。指をくわえて見てなさい。
あたしは、あの男と違って、嘘つきだ。
本当の愛を手に入れるためなら、なんだってする。