入道雲。
空にあるだけで、立派に目立つ雲。
大きくて、おれ達を見下ろしてるみたい。
でも、あんまり見かけないよね〜。
一年に一回くらいしか見ない気がする。
アニメでは、何回も見るのにね。
それって、有名な雲ってことだよね。
見ないのに有名ってことは、一回見たときに衝撃的だってことかな。
そんな衝撃的な雲を、アニメで何回も描写して、登場人物たちは、
それを当たり前のように見てる。
つまり、アニメと現実では、基準が違うってことか〜。
なんて、当たり前のことだよね〜。
じゃあ、話をちょっとずらそうか。
入道雲って、なんで入道雲っていうんだろうね〜。
そもそも入道ってどういう意味なんだろう。
入る道ってことだよね。
道に入ると、こんな雲を見るってことかな。
う〜ん、正確な意味はないみたい。
なんとなくで決められた言葉ってことかな。
だって、言葉は人間が全て考えてる。
今話していた言葉だって、人間が考えた言葉なんだよ。
もともと言葉がなんにもなかったとき、一番最初に生み出した言葉は、
なんとなくで決められてる可能性がある。
なら、この入道雲も同じってことかな。
名前なんて、そういうもんか。
入道雲か〜。
見てみたいな〜。でも、そんな簡単に見れるもんじゃない。
晴れてないと見れないんだし。晴れ以外の天候は、
たっくさんあるわけ。
そう考えると、晴れてる日のほうが少ないことになる。
見れる回数はほとんどないよね。
でも、それが当たり前のように見れてるアニメも、人間が作っていることになる。
人間が望んでいることなのかな。
じゃあ、入道雲が見れるといいことがあるのかな。
う〜ん。入道雲とは、実に興味深いものだね〜。
さて、今考えたことは、人間が考えたこと。
正解だという保証は、一つもない。
君はどう考えた?
良ければ教えてね?
ここではないどこか。
ここはまずどこなのか。そこから話を始めようか。
ここは家。自室。
では、自室ではないどこかということになるね。
まずは、自室から離れて、家の別の部屋で考えてみようか。
洗面所?寝室?リビング?トイレ?
それとも、庭とかかな?
う〜ん、広いところだと和室なんかもあったりするかな。
それよりも、範囲を広く見てみようか。
家の外だったら?よく行くスーパー?
コンビニ?カラオケ?公園?友人の家?
それとも、もっと離れて、県外は?
北海道?沖縄?
うんうん、考えれば考えるほど、たくさん出てくる。
さて、そろそろ本題に移ろうか。
まずおれが最初に思い浮かべたのは、友人の家。
っていうか、マンション。
高校生時代、アイドルをやっていたときの仲間が住んでいるんだ。
だから、たまにそこに行く。
まあ、スマホで連絡するときもあるけど。
これから先、きっと思い浮かぶ場所も全く違ってくるんだろうな。
って、未来のこと考えたって、意味ないか。
今いる場所も、大切な人がいる場所も、思い出深い場所も、
きっと、人生に欠かせないものになっていく。
すべてを大切に生きることが大事なんだろう。
カッコつけて言ってるけど、正直、当たり前のことだ。
それをできていないってことか。
これから、もっと意識できるようにするのが大切かな!
繊細な花。
この言葉を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。
それは花なのか?それとも人?いや、あるいは大切にしているものだろうか。
まあそれは、人それぞれということで。
繊細。それは、どういうときに使う言葉?
人の容姿や、性格を表すときにも使う。
いや、一つの単語だけで考えても意味はないか。
じゃあ、『繊細な花』で考えよう。
おれにとっての繊細な花は、妻だ。
優しく、職場でも人気で、賢く、綺麗。
この完璧な妻は、言われたことをネガティブに考えてしまう。
そして、落ち込んでしまう。だが、その姿を人に見せず、綺麗な花であり続けられるようにしている。
完璧な花。繊細な心。この2つを持ち合わせ、輝き続けている妻に、尊敬の眼差しを向ける他ない。
それに、結婚をしているのだから、この妻を幸せにしなければならない。
おれと妻が、ずっと一緒にいられるように、
繊細な花でいてほしい。
1年後のおれは、何をしているのだろう。
今は、普通に会社員で働いている。
部長にも認められる有能な社員。
課長の跡継ぎも考えられている。
優しい妻もいて、妊娠中。
この中の子供が、無事生まれてくれているのかもわからない。
もしかしたら、この妻が豹変してしまうかもしれない。
誰も知らない未来を考えたって、意味はないと思う。
でも、不思議だな。人間って、感情があるんだ。
悲しいとか、苦しいとか、悔しいとか、嫌な思いをすることもある。でもそれと裏腹に、
嬉しいとか、楽しいとか、喜びとか、良い思いもする。
その感情のたくさんが、1年後、2年後…って、続いてるんだ。
予想するのもいいけど、これからの未来、楽しみに待つのが一番かもしれない。
もちろん、今した選択を、あとで後悔するかもしれない。
でも、未来なんて誰もわからないから、ワクワクドキドキ、楽しいこと考えて、
これからの嫌なこと乗り越えて、楽しいことは、楽しんで…。
そういう未来を待つのがいいのかな。
ギコギコ、トントン、ガガガッ!
あ〜、いいな〜この音!
う〜ん、何作ってるんだろ。
父さんの事だから、新しい発明品だろうけど、今回は売れるかな〜。
この前は1000円でしか売れなかったから、不安だな〜。
そうだ!ちょっとだけ、作ってる様子を見てみようかな〜。
たったったったっ
ガチャ!
「父さん!何作ってるの?」
「ああ、要。起こしてしまったか。今は、これを作っていたんだよ。」
「ん?なあに、これ。ただの木材にしか見えないんだけど。」
「今はまだそうだね。でもこれは、写真立てを作っているんだよ。」
「え!?写真立てって売れるの?!」
「いいや、売るんじゃないよ。この前、要と父さんと母さんで撮った写真があるだろう。その写真を立てるために作っているんだよ。」
「え〜。機械のほうが面白いのに。」
「でも、写真立ては、思い出を残しておくために必要だろう。」
「たしかにそうだけど、なんかな〜。」
「わかった。じゃあ、写真立てを作り終えたら、要専用のカメラを作ろう。そうしたら、要も写真を残せるよ。」
「え!やった〜!ありがと、父さん!」
「ははっ。なら、少し手伝ってくれるかな。」
「うん!もちろん!」
「この木材と、この木材をのりでくっつけるんだよ。普通だったらトンカチでやるけど、危ないからのりにしてね。」
「は〜い!……っと、こうやって、ぐぐってくっつけて〜………。!できたよ!」
「よし、ありがとう。そしたら、要も学校の準備をしないと。」
「あ!ほんとだ!もうこんな時間なんだね〜」
「さて、遅れないようにしないとだよ。」
「うん!じゃあまた後でね!」
たったったったっ
ガチャ
「おはよう、母さん!」
「あら要。おはよう」
「さっき、父さんのところに行って、写真立てを作るところを見せてもらって、おれもちょっと手伝ったんだ!」
「そうなのね。それより、早く準備して勉強しなさい。たしかに、お父さんの発明を見るのもいいけど、勉強ができないと、お父さんみたいにはなれませんよ。」
「う、はい。」
母さんの言うことももちろんわかるけど、もうちょっと自由にさせてくれないかなあ。
ま、おれの夢は発明家だし、そのために協力してくれるならわがまま言えないか〜。
さて、支度支度〜っと。