4/4/2024, 11:43:45 AM
それでいい
嫌いならそれでいい。
無視をして通り過ぎていけばいい。
好きならそれでいい。
手放さないように一緒に歩いていけばいい。
日々家
4/3/2024, 11:43:22 AM
1つだけ
私は貴方に1つだけ嘘をついている。
写真を撮るのが貴方は好きだけど、私は撮られるのが本当は嫌い。
それでも、貴方が笑って私にカメラを向けるから、思わずつられて笑ってしまう。
「好きなものばかり撮ってしまう」なんて言われたら、ほら、目線が逸らせない。
日々家
4/2/2024, 11:43:48 AM
大切なもの
知らない内に俺の目は随分と悪くなったし、心も鈍くなっていたらしい。失ったものの大きさに、後になって気づくんだからさ。
――この感傷も、煙草の煙みたいに消えちまえばいいのにな。
その思いに応えるように強い風が一つ吹く。しかし、消えるのは煙だけだった。グシャグシャになった髪の毛を直しもせず、暮れていく空をベランダから眺め続ける。煙草は灰になっていく。でももう誰も、俺に声をかけてくれはしなかった。
どこからか夕飯の匂いが届く。いつかこの部屋に満ちていた匂いと似ていて、視界が歪んだ。
日々家
4/1/2024, 11:32:51 AM
エイプリルフール
可愛い嘘なら花束にして飾りましょう。きっと何回思い出しても笑みが溢れるから。
悲しい嘘なら風船にして私に渡さず、そのまま割ってくださいね。
日々家
3/31/2024, 11:11:53 AM
幸せに
焼きたてのトーストとコーヒーの香りと君の鼻歌。
幸せに何か例があるのならば教えてくれっと言われたら、僕の場合はこの香りと鼻歌だと答えるだろう。
日々家