囃子音

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2/23/2023, 2:24:43 PM

I love you

これをたった一人への恋愛的な意味でとる人とは仲良くなれない。

私はIにおさまらない
私のloveはそんなに単純じゃない
私のyouはだれか一人のことじゃない


「恋愛する」なんて訳さないで
それは「愛する」なの
友情も、崇拝も、信頼も、尊敬も、恩愛も、悲愴も、感謝も、慈悲も、憎悪も、暴力も、絶望も、希望も、孤独も、望郷も、憂鬱も、快楽も、歓喜も、

全部含めて「愛する」なの


「あなた」なんて訳さないで
それは「みんな」なの
私の歌はもっとたくさんのひとに送るの
誰かひとりのためだけに歌わない

「みんな」に届けてこその歌


「私」なんて訳さないで
たくさんの「愛」を「みんな」から受け取ったの
そうしてできた「私」は
ただの「私」じゃない
もっと重くて、もっと軽やか
もっとすばらしく、もっと美しい、世界のすべて

簡単に言葉にならない、「私」より尊いもの

2/22/2023, 12:49:38 PM

世の中を隅々まで照らし
あらゆるもの運命を支配し
その運命はこの惑星そのものの最期である
それは最も強くみえるもの
全ての生命力を司り
自身もまた巨大な炉をもっている

誰もがそんな力を崇拝した
それ無しでは生きていけない
それはもっとも畏れるべき神だった
私たちが絶対に手に入れられない力だった
たとえどれだけ長い祝詞を捧げようと

とりわけある者は
誰よりも神を深く崇拝した
姿を顕せばすぐさま顔を上げ
姿が去るまで目を離さなかった

そうまでしても
結局神にはなれなかった
一人の熱心な崇拝者でしかない
ただ、人々は彼をこう呼んだ

"Sunflower"

太陽のような花

情熱が その体に炎を宿し
憧れが いつしか彼に神の似姿を与えた





2/21/2023, 2:23:17 PM

人生をリセットしたい

何日かぶりにそう思って
また首に縄をかけた

でも首が少し締まると
失うにはどこか惜しいものが
走馬灯になって駆け巡った

思わず首を外す
崩れるように膝を折る
床に落ちている煙草を手に取る

安心感の煙で肺が充ちる
そしてため息となって出ていく

天井を仰ぎながら思い直す
ああ俺にははじめっから
0からやり直す勇気なんてないんだった






2/20/2023, 1:08:04 PM

同情するなら金をくれ

あなたの目はそういった

そうよね

わたしがいくらがんばっても

あなたと同じ心にはなれず

なれたところで互いにわからないし

それはお金より価値の低いものでしょう

あなたとわたしは永遠の孤独

でもそれではじめて

わたしとあなたは

同じ情

2/19/2023, 10:40:55 AM

枯葉 枯葉
枯葉いずこに

枯葉 一昨日風に乗って向こうのやまに


枯葉 枯葉
枯葉いずこに

枯葉 昨日あの子の靴のしたで


枯葉 枯葉
枯葉いずこに

枯葉 先刻まであすこのたきびに


枯葉 枯葉
枯葉いずこに

枯葉 土に落ちてまた木のいちぶになるだろう


彼は 彼は
彼はいずこに

舟で大海原へでたきりで


彼は 彼は
彼は いずこに

彼は もう10年ももどらない

海のいちぶになったのだろうか




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