世の中を隅々まで照らし
あらゆるもの運命を支配し
その運命はこの惑星そのものの最期である
それは最も強くみえるもの
全ての生命力を司り
自身もまた巨大な炉をもっている
誰もがそんな力を崇拝した
それ無しでは生きていけない
それはもっとも畏れるべき神だった
私たちが絶対に手に入れられない力だった
たとえどれだけ長い祝詞を捧げようと
とりわけある者は
誰よりも神を深く崇拝した
姿を顕せばすぐさま顔を上げ
姿が去るまで目を離さなかった
そうまでしても
結局神にはなれなかった
一人の熱心な崇拝者でしかない
ただ、人々は彼をこう呼んだ
"Sunflower"
太陽のような花
情熱が その体に炎を宿し
憧れが いつしか彼に神の似姿を与えた
2/22/2023, 12:49:38 PM