10/22/2025, 1:01:05 AM
「あっ今日だ」と思った
何がどうというわけでもなくそう思った
娘のやわすぎる髪を編んでいるときも
国道沿いを走らせているときも
誘導灯をぐるぐる回しているときも
それは強く あった
しかしそのままに一日が終わり
ただ予感だけが強い香りのように
生活へ撒かれ溶けただけだった
10/21/2025, 9:02:23 AM
中学のとき、私を見下してたであろう同級生に
「友だち何人おるん?笑」と訊かれたことがあって
当時は素直に傷ついたんだけど、
この歳になっても友だちでいてくれる人たちを
改めて数えてみるとすごく上出来な人生じゃんと思う
10/18/2025, 1:09:44 PM
腹を空かせたキツネが霧濃い山中を歩いていると
山の神と出会った
散歩中らしい山の神は
うっすらと光りを放ちながら袖を伸ばし
霧に濡れたキツネの毛皮を拭い
これまたうっすらと光を放ちながら去っていく
また濡れるのになあとキツネは思いながら
山の神が去った跡に生えてきたきのこを鼻先で押した
10/15/2025, 2:06:50 PM
みながみな恋を軸に生きてるわけじゃないよ
10/15/2025, 2:02:23 AM
梨が詰まった蛍光グリーンの手提げかごを
ひたすら商品台に並べていく
片手に2,3個ひっかけるとプラスチックの細い持ち手が
てのひらに食い込んで痛いけれど
夏のスイカ一玉に比べればと無視する
半開きの自動ドアから冷たい風が吹き込んで
通路を挟んで向かいの花苗コーナーから運ばれた
青い土のにおいがほのかに香る
空のコンテナを台車に積んで裏口へとまわる
後輩のエプロンは今日も縦結びだった