おだやかな日々

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5/7/2023, 7:54:39 AM

世界の終わり
何のために生まれてきたか記憶にとどめ
新たな世界で、穏やかに囲まれる自分の存在を願う

5/5/2023, 10:38:16 AM

 23年前、この世に生を受けた私の子。
 曲がりくねった決断をし続け、今東京にいる。
 overdoseは若者の文化。
 そのずっと前から薬を飲み続け、命をずっと削って、生きる方を選んできた。
 誰のため、自分のために?
 
 仕事ばかりしていた。
 見守っているという名の放棄。
 私に助けてと言った日。娘が生きていることを願って飛行機に乗った。
 そしてover dose。
 力が入らず、反応がない娘を一晩中、体位交換し続けてた。
 発熱していく娘の反応を感じたく、指相撲した。アホな母。
 救急車を呼ぶのが正解なのだろうけれど、娘がきっと量を調整しているはず。
 目を開けるのを待ち続けた。
 まる二日後、立ち上がり「生まれ変わったの」と言った。
 生まれ変わった娘に出会った日、私の人生は終わった。
 娘と共に最後まで。
 
 好きなことだけして生きようね。
 欲しい物、全部買ってあげる。
 あなたの父が、してきたことをしようね。
 お金がなくなったら終わり。
 誰も知られずに消えて行こう。

5/4/2023, 4:24:32 PM

 子どもの時、自分の家は貧乏だと思っていた。
 板でできた家。軒下には魚が干してあり、玄関に燕が巣を作っていた。
 母は、「燕が巣を作る家には、幸運がやって来るんだよ」と言い喜んでいた。
 喜ぶより恥ずかしいと思わない母を理解できずにいた。
 板でできた家に住んで、部屋は物で溢れて、冷蔵庫は腐ったものしか入っていない。
 この家で生活していることが恥ずかしくて、誰かに自分の家だと分かることをいつも恐れていた。
 小学4年生の学校帰り、空を見上げて早く大人になり、この家から離れることを願った。
 この時、貧乏ということでは言い尽くせない、家族の病みに気づいてはいなかった。
 あの日、私はなぜ死を選ぶことが幸せだと思えなかったんだろう。
 なぜ、空は私に未来を選択させたのか、答えが分かる時、未来が終わる時であると今は知っている。