23年前、この世に生を受けた私の子。
曲がりくねった決断をし続け、今東京にいる。
overdoseは若者の文化。
そのずっと前から薬を飲み続け、命をずっと削って、生きる方を選んできた。
誰のため、自分のために?
仕事ばかりしていた。
見守っているという名の放棄。
私に助けてと言った日。娘が生きていることを願って飛行機に乗った。
そしてover dose。
力が入らず、反応がない娘を一晩中、体位交換し続けてた。
発熱していく娘の反応を感じたく、指相撲した。アホな母。
救急車を呼ぶのが正解なのだろうけれど、娘がきっと量を調整しているはず。
目を開けるのを待ち続けた。
まる二日後、立ち上がり「生まれ変わったの」と言った。
生まれ変わった娘に出会った日、私の人生は終わった。
娘と共に最後まで。
好きなことだけして生きようね。
欲しい物、全部買ってあげる。
あなたの父が、してきたことをしようね。
お金がなくなったら終わり。
誰も知られずに消えて行こう。
5/5/2023, 10:38:16 AM