僕 は 時 々 思 う 。
形 っ て 具 体 的 に ど ん な も の ま で が 形 な の か 。
気 持 ち は 形 に 入 る の か 。
そ ん な こ と を 考 え る 。
こ の 胸 が ド キ ド キ す る の も 、 形 な の か な 、
形の無いもの
なんか小学生の頃ジャングル鬼ごっこ流行ってて遊んでたら一人の子ジャングルジムから落ちたの。それ以来禁止されました。笑、
声が聞こえる
僕は一般の人が聞こえる音と、もう一つ、違う音が聞こえる。
アソぼウ? _
( 遊ばないよ。 )
こっチおィデョ _
( 行かないよ。 )
こんな風に。
この世のものでは無い音も聞こえる。物の音も。勿論。聞こえてしまう。
もうそろそろ遅刻してしまうよ? _
( 有難う。急ぐよ。 )
車!気を付けて! _
( おっと、、本当だ、教えてくれて有難う。 )
ユ ウ レ イ
物たちは優しい。アイツラと違い。
「 すみません。遅れました。 」
案の定遅れた。うん。まぁこれは自分が悪いと思う。
普通に寝坊だ。
ーーーーーーーー
反省文、やだな。
じゃァ、ャメれバ? _
( そうだね、やめ、、((
「 ねぇ。はなちゃん。戻ってきて? 」
「 ッ!み、湊。有難う。って、はなちゃん言うな。 」
危ない、、、呑まれるところだった、
また、湊に助けられたな、、
くソ、もゥすコシだッタのに _
( 僕も湊も、そちらにはイケナイよ。 )
「 そろそろ放課後か、、湊。帰ろう。 」
「 うん。あ。はなちゃん。今日俺泊まる。 」
「 OK。分かった。母さんに言っておく。 」
「 お願いね。 」
「 ん。そのまま来る? 」
「 うん。そのつもり。 」
「 はいはい。 」
たまに湊は僕と帰ってくれる。僕が呑まれ易い体質だからだ。
「 いつも有難う。湊。 」
「 うん。大丈夫だよ 」
「 ははっ、 」
「 湊、今日変だ((華歌!!!!
「 え。湊?? 」
「 華歌!早くこっちに来て!ソイツ俺じゃない。 」
どういうことか分からなかった。だけど、身の危険を感じた。
だから僕は本物の湊の所へ向かった。
「 ちッ もゥすコシだッタのに、じャマ、すルナ”! 」
消えた、、、、怖かった。
こんなことは初めてだったから。今までもよくあった、けど、これは初めてだった。
「 はなちゃん。走るよ。 」
「 え、み、湊!? 」
珍しく湊が焦っている、、
それから色々あり、お祓いをおじいちゃんにしてもらった。
母さんとか湊とか、おばさんにまでこれからはヘッドホンをつけろと言われた。学校側にも連絡しておく。って。
そんなに今回のことが危なかったのか、、、
もし、あのまま偽の湊に着いて行ってたら、?
僕、どうなっていた、?
そう考えるとゾッとする。
もう僕は声なんて聞きたくなかった。
声が聞こえる って怖いね。
大事にしたい
_ ワンダーランズショウタイムの演出ってさ、ぶっちゃけ危なくない??
_ 分かる!絶対キャストのこと考えてないよね、、
_ 俺演出作ってるやつ多分嫌いだわ。
_ あ、俺も〜!笑ずっと笑っててキモいし、
また、今日もか、、、
確かに僕の演出は危ないと思う。けれどキャストはそれを承知の上で演じている。
だから気にしない。と言う訳にもいかない。
僕の所為で司くんたちまでもが貶されることがごく稀にある。僕を貶すのは好きにすればいい。けれど、司くん達は貶して欲しくない。
我儘だが、、、 許してくれるだろうか、、
という事を今日、皆に話した。少し怖かったけれど、司くんたちの優しい眼差しで何とか最後まで言えた。
「 そうか。辛かったな。類。有難う。だが、オレたちは大丈夫だぞ!!寧ろ、最高の演出家を貶される方が嫌だしな!!! 」
「 そうだよ。類。気付いてないかもだけど、お客さん。類のこと褒めてる人いっぱい居たよ?すごかったね!って。 」
「 そーだよるいくん!!!そんなにしょぼぼーんってしないで!!あたしたちは大丈夫!!!だから、わんだほーい!ね? 」
驚いた、みんながこんなにも優しいだなんて、
前々から優しいのは分かっていたけれど、ここまでだなんて、
僕の目から生暖かいものが頬へと流れ落ちた。
「 る、類!? 」
「 どうしたんだ類!!! 」
「 るいくん泣かないで〜!!! 」
少し泣いてしまったようだ、、、我ながら、ダサいところを見せてしまった、、
「 類、大丈夫。私たちそんなことで嫌いにならないよ。 」
「 はは、、寧々にはやはり適わないね、、 」
「 もう少し、このままでもいいかな、? 」
「 ふふ、何言ってんの、勿論いいに決まってるでしょ? 」
「 あたしも!るいくんをいーっぱいにこにこにしちゃうよ〜!! 」
「 オレも類を笑顔にしてやろう!! 」
ふふ、 みんなはやっぱり、優しい、
「 あ、!そうだ!カイトお兄さん達と一緒ににこにこにさせちゃお!! 」
「 む!それはいい案だな!えむ! 」
「 えぇ、、カイトさんたち迷惑じゃない、? 」
「 迷惑じゃないよ!僕も手伝いたいな♪ 」
「 カ、カイトさん、、! 」
「 やぁ♪少し盗み聞きをしてしまってね、 」
「 司くん達がいいならミクたち大歓迎ダヨ♪ 」
「 よし!ならば行こうか!! 」
「 うん。 」
「 はーい! 」
「 そうだね、 」
嗚呼、 この思いは、僕にとって一番、、、
大事にしたいものだ、ッ!
終 初投稿に引き続き、こんな感じで良いのか、、、
時間よ止まれ
何度も思った言葉。
でも、時は戻りやしない。それが分かった頃には、
もう、
手遅れだった。
僕は、彼に何も尽くすことが出来なかった。
僕は彼に尽くされるばかりだ。いざ、言おうと決めた言葉も、また明日、また明日と繰り返し躊躇った。
あの時躊躇わずに言えていたら、
もっと表現していれば、何て、
何度後悔したことか、
もう遅い。それを自覚した時にはもう。
君はこの世に存在しなかった。でもある日、、
「 え、紅音、、? 」
僕は驚きのあまり口に出す。
「 ただいま。蒼奏 」
と君。
「 何で、急に居なくなったのさ、 」
僕は必死の思いで言いたくても言えなかった言葉を全て君に吐き出した。
君は「 うん、有難う、ごめんね、 」ばかりを繰り返していた。
君をよく見ると足元が透けている、
「 本当に、居なくなったんだね、、 」
「 うん。 」
「 僕を、先に置いて、残して、逝くなんて、 」
「 ごめん。 」
こんな他愛もない会話をしたのはいつぶりだろうか、
「 なぁ、蒼奏。 」
「 ん、何? 」
僕はすぐに返事をした。いや、返事をしないといけない気がした。
「 お前、不登校なんだって、、? 」
「 な、んで知って、、 」
驚いた。何で知っていたのか。親族以外誰も知らないのに。
「 何でって、お前のお母さんが毎日俺の仏壇に話してるんだよ。 」
「 お母さんが? 」
「 おう。 蒼奏が不登校になったの、紅音くんならこういう時どうするのかしら、って、一人でブツブツ、 」
「 そう、なんだ、 」
知らなかった、知りもしなかった事実だ。
「 お前は俺が居ないと駄目なのか? 」
「 当たり前だよ!!! 」
「 僕、君が居ないと何も出来ないよ、 」
「 紅音、僕、君が居ないと、生きてられないよ、 」
「 そこまでかよ、あのなぁ、お前は知らんかもだけど、毎日見てるぞ?お前のこと。 」
「 え、? そうなの? 」
「 おう! 普段何してるかも全部知ってるぜ! 」
「 そうなの、、? 」
「 ああそうだ!だから、お前は独りじゃない。 」
「 俺が居る。 」
そうだ。君はいつも見守ってくれてる、何で忘れていたのか、、、
「 そう、、だね、僕、っ頑張るよ! 」
涙が溢れ出てくる目を擦り、泣き止んで僕は君に言う。
「 おう。頑張れ。俺がついてるから。心配すんな。 」
「 うん!! 」
あれ、、?紅音、、透けて、、
「 わりっ!もう時間だわ。もう会えねーかもだけど、俺の事、忘れんなよ!! 」
「 えっ、待ってよ!!僕、まだ紅音と話したいよ!!! 」
「 時間は時間なんだ、ごめんな、いつも、見守ってるから、、な、? 」
泣きながら君は言った、
何で、時間と言うものはこうも短いのか、
「 うん、ッ!またねッ!!紅音! 」
「 おう!!またな!!蒼奏! 」
僕達は泣きながらも、笑顔でお別れを果たした。
「 僕もう一度、紅音に会いたいよ、、 」
嗚呼 、
時間よ止まれ。