大事にしたい
_ ワンダーランズショウタイムの演出ってさ、ぶっちゃけ危なくない??
_ 分かる!絶対キャストのこと考えてないよね、、
_ 俺演出作ってるやつ多分嫌いだわ。
_ あ、俺も〜!笑ずっと笑っててキモいし、
また、今日もか、、、
確かに僕の演出は危ないと思う。けれどキャストはそれを承知の上で演じている。
だから気にしない。と言う訳にもいかない。
僕の所為で司くんたちまでもが貶されることがごく稀にある。僕を貶すのは好きにすればいい。けれど、司くん達は貶して欲しくない。
我儘だが、、、 許してくれるだろうか、、
という事を今日、皆に話した。少し怖かったけれど、司くんたちの優しい眼差しで何とか最後まで言えた。
「 そうか。辛かったな。類。有難う。だが、オレたちは大丈夫だぞ!!寧ろ、最高の演出家を貶される方が嫌だしな!!! 」
「 そうだよ。類。気付いてないかもだけど、お客さん。類のこと褒めてる人いっぱい居たよ?すごかったね!って。 」
「 そーだよるいくん!!!そんなにしょぼぼーんってしないで!!あたしたちは大丈夫!!!だから、わんだほーい!ね? 」
驚いた、みんながこんなにも優しいだなんて、
前々から優しいのは分かっていたけれど、ここまでだなんて、
僕の目から生暖かいものが頬へと流れ落ちた。
「 る、類!? 」
「 どうしたんだ類!!! 」
「 るいくん泣かないで〜!!! 」
少し泣いてしまったようだ、、、我ながら、ダサいところを見せてしまった、、
「 類、大丈夫。私たちそんなことで嫌いにならないよ。 」
「 はは、、寧々にはやはり適わないね、、 」
「 もう少し、このままでもいいかな、? 」
「 ふふ、何言ってんの、勿論いいに決まってるでしょ? 」
「 あたしも!るいくんをいーっぱいにこにこにしちゃうよ〜!! 」
「 オレも類を笑顔にしてやろう!! 」
ふふ、 みんなはやっぱり、優しい、
「 あ、!そうだ!カイトお兄さん達と一緒ににこにこにさせちゃお!! 」
「 む!それはいい案だな!えむ! 」
「 えぇ、、カイトさんたち迷惑じゃない、? 」
「 迷惑じゃないよ!僕も手伝いたいな♪ 」
「 カ、カイトさん、、! 」
「 やぁ♪少し盗み聞きをしてしまってね、 」
「 司くん達がいいならミクたち大歓迎ダヨ♪ 」
「 よし!ならば行こうか!! 」
「 うん。 」
「 はーい! 」
「 そうだね、 」
嗚呼、 この思いは、僕にとって一番、、、
大事にしたいものだ、ッ!
終 初投稿に引き続き、こんな感じで良いのか、、、
9/20/2024, 10:56:33 AM