10/8/2023, 11:45:57 AM
妙に重たいリュックを、適当に部屋に放り込んで、ベッドに横になる。
明日から三連休。
でも、明日は部活があるから実質2連休だけど。
つかの間の休息だと思って、私は目をつぶる。
早く、休み来てくれないかなぁ。
10/7/2023, 12:19:03 PM
私は今、ステージの上に立っている。
スポットライトを浴びて、大きく息を吸う。
クラリネットの柔らかい音色を、力を込めて遠くへ飛ばす。
この音が、誰かの心に響きますように。
10/6/2023, 12:56:48 PM
虐められた日々。
愛されなかった日々。
でも、今ではどれも愛おしい。
あの頃にすごした仲間たちと、笑いあった日常だったから。
虐めが、虐待が辛くても、私は仲間と笑いあえれば、それだけで幸せだった。
今では、あのころ望んでいたように、1人で自分が望んでいた職についている。
もう一度、あの頃に戻れたなら。
10/5/2023, 12:07:51 PM
目にいっぱい広がるお星様。
初めて、自分の足で地面に立って、お星様を見上げることが出来た。
あの不思議な形をしているのは、こうま座。
もう天の川を渡ってしまったお兄ちゃんが、最初に教えてくれた星座だ。
お兄ちゃんの将来の夢は、天文学者なんだって。
だから、その夢を僕が引き継ぐんだ。
一瞬で消えていった流れ星に願いを唱えた。
10/4/2023, 10:35:01 AM
ここは大きな舞台の上。
私たちは、大昔の外国の貴族たちを演じ、綺麗なドレスを着て、酒を嗜みながらダンスを踊る。
私が1口、酒を口に含んだ瞬間が合図。
「踊りませんか?」
1人の、黒髪のクールな男が話しかけてくる。
演技だとわかっているのに、私は彼にときめいて、セリフが出なくなってしまった。
頭ではわかっている。次のセリフも、どんな仕草をしなければいけないのかも。
私は、顔を赤らめて、ただ本心でこう言った。
「えぇ、喜んで」