ここは大きな舞台の上。私たちは、大昔の外国の貴族たちを演じ、綺麗なドレスを着て、酒を嗜みながらダンスを踊る。私が1口、酒を口に含んだ瞬間が合図。「踊りませんか?」1人の、黒髪のクールな男が話しかけてくる。演技だとわかっているのに、私は彼にときめいて、セリフが出なくなってしまった。頭ではわかっている。次のセリフも、どんな仕草をしなければいけないのかも。私は、顔を赤らめて、ただ本心でこう言った。「えぇ、喜んで」
10/4/2023, 10:35:01 AM