ここ

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10/3/2023, 10:06:57 AM

親友が、亡くなった。

原因は、心臓病。

小さい頃から一緒で、手を繋いで同じ場所に行って、同じものを食べて、同じものを一緒につきつめて。

こんなことになるだなんて、思いもしなかった。

どんな姿でもいい。また会いたい。手を繋ぎたい。

またいつか、巡り会えたなら、私は思いっきり、あなたの骨が折れるくらい強く抱きしめるんだ。

10/2/2023, 10:31:58 AM

何も不自由なく過ごせてる今。

3年前、大きなホールでたくさんの仲間たちと音を重ねあったあの時期が、とても懐かしい。

またあの奇跡を、もう一度体験できたなら……。

10/1/2023, 11:29:51 AM

黄昏時、いつもの公園でベンチに座りながら、夕日を眺めている。

木と木の間から、たくさんの光が漏れだしている。

もうすぐ、今日が終わる。

今日の終わりは、明日の始まり。

でも、今日は帰りたくないや。

9/30/2023, 10:58:18 AM

小学生の頃に、一目惚れをして、それからずっと憧れていたクラリネット。
ほかの管楽器と比べれば、キラキラしてる部分は少ないけど、それでも私はクラリネットの見た目も、音も大好きだった。
だから、吹奏楽に入って、クラリネットを始めた。

だけど、いつも怒られるのは、私だけ。
音が小さい、指が回ってない、高音がでてない。
挙句の果てには、「今まで何やってたんだ」とまで言われてしまった。

『才能がないんだ』『私には、あんな美しい音は奏でることは出来ない』『もう、辞めたい』

そんなことばかり考えていた。
そして、私は心の奥底でこう思っていた。

『きっと明日も、怒られるかもしれない』

なんて、そう思いながら、半泣きで部活に行っていた時もあった。
でも、変わり始めた時期があった。先生に、いい音が鳴るようになったねと、言われた。
嬉しかった。自信も取り戻せた。

だから、今の自分がいる。
今ももちろん下手くそだし、でも、まだ少ないけど、ソロを任せられるようにもなってきた。
その時は、観客席の向こう側まで見て、ソロを吹くんだ。
クラリネットの美しい音色を、聞いてもらうために。

『きっと明日も、クラリネットを好きになり始める人がいることを、願ってる』

9/29/2023, 10:35:28 AM

静寂に包まれた部屋。

机の上には、ぽつんと離婚届が置かれているだけ。

何が悪かったのか、何も教えてくれぬまま、彼は去っていった。

唯一わかっているのは、彼は昔から好きだった女性と、同じ部署にいること。

もう分かってる。私には何も出来ない。

私はただ、静まり返ったこの部屋で、泣くしかできなかった。

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