九十九星華ーtukumo seika-

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5/12/2024, 12:56:26 PM

ネタが思いつき次第書きます。
最近色々と立て込んでいるので、
一気に二、三作書きます。

【子供のままで】

5/11/2024, 9:46:01 AM

ひら、ひらり。
白い蝶が幼子の前を踊るように横切った。
「あっ、もんしろちょうだ!」
その幼子は近くにいた母親らしき人に笑顔で話しかけている。
あの時の私は、モンシロチョウで一喜一憂していたな。
そう思いながら、コーヒーを口につける。
ふとした時に、子供の時の気持ちに戻りたくなる時がある。
あの時は何にでも好奇心を持てたなぁ…
今じゃ、あまり何かに好奇心を持つということは無くなったし、
友達からのおすすめも見なくなった。

モンシロチョウのように軽い気持ちで過ごせたらいいな、
そう思いながら、カフェを後にした。


【モンシロチョウのような軽い気持ちで】

5/10/2024, 4:10:59 AM

某有名な曲の歌詞のようだが、大人になるまで、僕には神様が見えていた。
そして、よく遊んでくれた。
どこかから積み木やぬいぐるみを持ってきてくれた。
小学校や中学校のしゅくだいも手伝ってくれた。地理が得意だったみたい。
高校に上がると、何故か分からないけれど学校についてくるようになった。
今思い出すと、最後ぐらいずっと僕と居たかったのかな。
…思い出は思い出せるけど。あの人の顔はどんな顔だったかな。
また、子供に戻れるなら、あの神様に会えるかな。
そうしたら、また遊んでくれるかな!




きみはみてないだけ、ずっとそばにいるよ





【忘れられない、あの神様のこと】

5/8/2024, 12:38:12 PM

『拝啓、1年後の僕へ』

こんにちは、お元気ですか。
今は元気でやっています。
今日、僕は余命宣告を受けました。あと一年の命だそうです。
全然健康体なんですけどね!
でも体の見えないところに悪い腫瘍があるらしいです。
ということで、多分最後の日の僕に手紙を宛てようと思います。

一つだけ、お願いします。
もし、あなたが今日死ぬなら、笑ってください。
十分周りの人に迷惑をかけてきたので。
最後くらい泣かずに笑ってください。
それが、一番最後の恩返しになると思います。

では、さようなら。おやすみなさい、良い夢を。

「…ありがとう。いちねんまえのぼく…」

【一年後の僕への手紙】

5/7/2024, 2:01:03 PM

※この作品はにじさんじの二次創作・同性愛の表現を含み、卒業したライバーが出てきます。
それでも宜しければこのままお進みください。



初恋の日は今でもよく覚えている。
あの日は、初めてハヤトさんに会った日だった。
初めて会った時はまだお互い小さくて、正常な判断がしづらかった程だった。
だけど、俺ははっきりこの人が好きだと理解していた。
周りがどう思うが関係ないが、相手に嫌われるのは嫌だからずっとこの恋心を隠してきた。
また施設に顔を見せに来た時も、同じにじさんじのライバーになった時も、ずっと。
あれから10数年、俺は今でも本心を隠している。
ういはたちや不破くんたちにも話したり、相談したこともない。
ハヤトさんは立派な大人になって、ハヤトさんのお父さんの会社を継いで代表取締役となった。
物腰も柔らかく、万人受けするようなカッコいい大人だ。
だから、告白しても多分受け入れてくれる。
まあ、それは嫌だけど。
どうせならあの日、さっさとこの恋を終わらせたらよかったな。
…なんてね。

【初恋の日なんて、無ければ良かったのに】

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