※この作品はにじさんじの二次創作・同性愛の表現を含み、卒業したライバーが出てきます。
それでも宜しければこのままお進みください。
初恋の日は今でもよく覚えている。
あの日は、初めてハヤトさんに会った日だった。
初めて会った時はまだお互い小さくて、正常な判断がしづらかった程だった。
だけど、俺ははっきりこの人が好きだと理解していた。
周りがどう思うが関係ないが、相手に嫌われるのは嫌だからずっとこの恋心を隠してきた。
また施設に顔を見せに来た時も、同じにじさんじのライバーになった時も、ずっと。
あれから10数年、俺は今でも本心を隠している。
ういはたちや不破くんたちにも話したり、相談したこともない。
ハヤトさんは立派な大人になって、ハヤトさんのお父さんの会社を継いで代表取締役となった。
物腰も柔らかく、万人受けするようなカッコいい大人だ。
だから、告白しても多分受け入れてくれる。
まあ、それは嫌だけど。
どうせならあの日、さっさとこの恋を終わらせたらよかったな。
…なんてね。
【初恋の日なんて、無ければ良かったのに】
5/7/2024, 2:01:03 PM