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2/9/2024, 5:42:35 AM

スマイル

『スマイルください』

夜(よる)「あそこのファストフード店、スマイルくださいって言ったらスマイルくれるらしいよ」
未衣(みい)「えっ?なにそれ笑、ほんと?」
夜「ホント、ホント、この前言ったらスマイルくれたもん!」
未衣「それってお金取られるの?」
夜「いや、タダだよ!」
未衣「じゃあ行こ!」
夜「いこいこ」

夜「私ここで待ってるね」
夜はお店の入口の前でそう言った。
未衣「なんでぇ?一緒に来てよ」
夜「1人で行かないとくれないらしいから」
未衣「そうなの?!」
夜「なんかぁ〜、スマイルが分散しちゃうから〜、みたいな」
未衣「そうなんだ!、じゃあ行ってくるね!」

お客さんは並んでなく真っ直ぐ店員の前に来た。
未衣「店員さん!スマイルください!!」
店員さん「、、、そういったサービスはやってないんですけど」
未衣「あぁぁ〜〜」
私はリンゴのような顔になった。
後ろ振り向くと店の外でお腹を抱えて笑っている夜がいた。
未衣「夜〜!!」
私はその場から逃げるように走って夜のもとまで行った。
夜「あはははは、ごめんごめん笑」

2/8/2024, 5:30:58 AM

どこにも書けないこと

制作中...

2/7/2024, 9:46:14 AM

時計の針

『時をとめる少女』

未衣(みい)「ねぇ、時間止めたくない?」
私は教室の黒板の上の時計を見ながらぼんやりと言った。
夜(よる)「何?急に」
未衣「だって、あと3分もしたら先生が来て授業始まっちゃうんだよ」
夜「だから?」
未衣「時間止めたくない?」
夜「なんでそうなんのよ笑」
未衣「あっ!私いいこと思いついた!」
夜「どうせまた変なこと言うんでしょ、なに?」
未衣「よく聞いてね、ゴニョゴニョゴニョゴニョ」
夜「んー、いいかも」
未衣「じゃあ、やろ!、藤介!」
藤介(とうすけ)「ん?なに?」
未衣「黒板の上の時計取って!」
私はクラスで1番背の高い藤介に頼んだ。
藤介「なんでなんだよ」
未衣「いいから取って!」
藤介「わかったわかった、取りゃいいんだろ」
夜「未衣!やばいよ、もう先生来ちゃう!」
未衣「大丈夫!絶対間に合わせる!、それよりテープは?」
夜「これしかない」
未衣「あーもうそれでいいよ」
未衣、夜「藤介早く取って!」
藤介「人使い荒いな、ちょっと待て」


先生「もうすぐで授業の時間だ、急ぐか」
廊下を少し小走りで歩き、2年2組の教室か確認してから扉を開けた。
夜「早く!」
そんな声が教室から聞こえてきた。
ガラガラガラ
先生「、、、お前ら、何やってんだ」
未衣「えーと、あの、、、」
藤介「授業したくないからって時計の針をガムテープで止めようとしてるんですよ」
先生「そうか、お前ら、先生はそんなに馬鹿じゃないぞ」
未衣、夜「すみませんでした!」

2/6/2024, 3:22:44 AM

溢れる気持ち

『1日』

好きな曲を聞いて楽しい。
お母さんの手料理を食べて美味しい。
友達と仲良く一緒に学校へ行けて嬉しい。
私が嫌いな数学の授業を受けてうんざり。
英語の授業で見た映画感動した。
昼休みに友達と恋バナしてちょっと恥ずかしい。
放課後教室に残って勉強して少し将来が不安。
夜も遅い学校、怖い。
家で待っててくれた家族、感謝。

私の1日は沢山の気持ちで溢れてる。

2/5/2024, 9:14:00 AM

kiss

『How-to-kiss』

「あの、もう付き合って1年は経ってるよね」
「そうだね」
「普通キスくらいするよね」
「それはカップルそれぞれじゃない」
「1年だよ」
「だから?」
「もうしてもいいじゃん!」
「今したら私が軽い女になっちゃうでしょ」
「1年も経ってたら軽くないよ!、むしろヘビー級だよ!」
「じゃあわかった、そこまで言うならしてあげる、目、閉じて」
目を閉じた。
唇に柔らかいものがあたった。
プリッとしていた、、、?
目を開けた。
「これ、、なに」
「ウィンナー」
「それはわかってるよ!なんでウィンナーなんだってことだよ!キスって知ってるか、MouseとMouseのぶつかりあいなんだよ!」
「じゃあこっちも言わせてもらうけど、こんなところでキスできるわけ無いでしょ!昼休みの賑やかな教室の中でキスできないでしょ!みんな見てるよ!さっき私が『目、閉じて』って言った時なんてクラスのみんなが私達のこと見てたよ!」
「ごめんなさい」

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