寂しさを
心のずっと奥まで
埋めてほしい
寂しさを楽しさに変えて
わたしを
思いきり楽しませてほしい
もう泣きそうだよ
すでに涙は溜まっている
寂しさを
いつも隠していた
堂々とわたしは
明るく振る舞いを見せて
わたしの弱みを知られたくない
本当は
いっぱい甘えたい
猫のように
にゃんにゃんと
かわいい声で鳴きながら
いっぱいなでなでしてもらいたい
心が癒やされる
寂しさが
少しずつ消えてゆく
まだ寂しさをさらに
ロールケーキみたいに
優しく包んでくれるならば
恋に安心感が生まれる
寂しさを
完璧に忘れたくはない
寂しさという
悪魔を倒し
平和で明るい希望の光が
わたしを照らしてくれる
ずっと遥か
長きに渡り
恋はめでたく
素敵な時間の
はじまりの合図を迎えた
冬は一緒に
ふたりきりで
温泉に入りながら
雪景色を感じたい
夜の露天風呂で
ふたりで
しとしと
降り続く雪の中で
温泉に入る
静けさと
落ち着いた雰囲気の中で
ふたりで
雪空を見上げながら
恋愛を語り合う
あの頃の記憶は
忘れてはいないよ
ふたりは
この露天風呂で出会った
わたしは
ひとりで
オリジナルソングを歌っていると
今のあなたが拍手をしてくれて
わたしの声が
美人のように綺麗で好きと
なんの躊躇いもなく言ってくれた
もっと聴かせてほしいと
何度もアンコールをされて
わたしは歌い続けていた
しかし
わたしは歌い続けているうちに
意識がなく倒れてしまった
気がついたときには
わたしはベッドの上にいた
俺のせいで
すごく悪いことをしてしまった
だから責任を取る
もっとあなたの歌声を聴きたい
俺があなたを有名にすると宣告してくれた
それがあなたにとっての責任の取り方
それから
有名になるために
あなたは色々やってくれた
しかしながら
有名になることさえも
全然ダメだった
今思えば
騙された気がする
有名にさせると言って
わたしの歌声が好きとか言って
ナンパしたんじゃないの
でも
あなたは
いいひとで
話しやすく
楽しくて面白いひとだから
いいかなって
なんだかわたしもあなたに似ている
そんなことをふたりで考えながら
話をして
今日は結婚記念日
ふたりが出会った
この露天風呂で
思い出話しに
楽しさの中で
笑い合っていた
とりとめのない話をするのが
いつも日常的で
気楽に
ただなんとなく
話題はいつも恋♡バナになる
女の子って
恋バナの話題になると
盛り上がりは
まるでパーティのように
話が尽きないくらい
何時間もトークに燃え上がる
本当は
自分の好きなひとを
話したくても
なかなか話せない
少し遠回しに話をして
聞き出すのがわたし流
好きなひとを
バレたくはないし
もし話をしてしまったら
なんて言われるのが不安
わたしはもちろん
恋♡は大好物だから
スイーツのように
美味しく語るのが
わたしの友人は好きみたい
聞くよりも
話すほうが得意で
わたし
恋♡劇場の
はじまりはじまりとなり
恋を物語にする
恋♡の引き出しは
いくらでもある
無限に恋♡は
取り出すことができ
友人は喜んでくれるから
わたしは大好き♡
とりとめのない話は
いつもわたし中心の恋が生まれ
その恋をぜひ参考にしたい友人がいる
毎日恋がある限り
恋する気持ちはとても素晴らしい
風邪を引いてしまったとき
普段頼りのないひとが
いざとなって
真剣に看病してくれる
その気持ちは
うれしいしありがたい
1日中24時間
看病を続けて
お粥を作ってくれたり
お薬を飲ませてくれたり
さまざなことに
お世話してくれる
わたしが小さな頃に
風邪を引いたとき
お父さんが
ずっと付きっきりで
看病してくれた
慣れない手付きで
なんとしても
熱が下がって
元気になってほしいと
すごく頑張ってくれた
お父さんが作った
お粥は
あまり美味しくなかったけど
それでもなぜか
食べているうちに
美味しくなった
普段は
あまり役に立たない
お父さんだったけど
そのことを思い出して
今の状態と重ね合わせてみると
なんだか涙が出てきた
懐かしい時間
優しい時間
忘れない時間
すべてが
風邪という
苦しく辛くとき
病気になったあの頃
もしかしたら
死んでしまうのかなっと思った
それでも
わたしは頑張った
負けないくらい風邪に勝った
それから
わたしは
もう何十年も
風邪を引くことは
一度もなくなった
じっとしていられずに
わたしは
ただひたすら雪を待つ
雪の綺麗さや美しさは
華やかな気持ちになり
せめて
クリスマスイブから
クリスマスまで
この2日間限定で
降ってほしいと願っている
せめて
ロマンティックな
気持ちになりたい
好きなひとに
真っ白な優しい雪に
願いを書いて届けたい
もし
雪の妖精がいるならば
わたしはお願いをしたい
聖なる溶けない
輝かしい雪を降ってほしいと
毎日のように
わたしはお願いをした
来る日も来る日も
毎日お祈りをした
願いは通じたのか
見事に
クリスマスイブに
雪が降り続き
クリスマスまで
雪を降ることができた
なかなか
雪が降ることのない季節
雪を待つことは
運命的や偶然
そして
奇跡的に起こること
それは
人生においての
はじまりかもしれない