君と最後に会った日
それは、最後だと思わなかった日
塾の友達、話したことのない私に声をかけてくれた。
それから、毎週の水曜日よく2人で話すようになった。絵を描いたりもした。
会えないとわかったのは、最後にあった日の翌日。
わたしの荷物に入っていた手紙だった。
またいつか会おうねと書いてあった。
だから、私は、またいつか会える日を願う。
(フィクションです)
『明日世界がなくなるとしたら、何を願おう。』
と彼女は言った。
僕は彼女がいたことに気づかず、驚いて
「え…?」
と思わず言ってしまった。
「だーかーらっ、明日世界がなくなるとしたら何を願う?ってこと」
いつも物静かな人なのに今日は何故か違う。
「うーん、世界がなくなりませんように?」
不思議に思いながら答えた。
そして、彼女は微笑み
「そっかぁ」
と言った。
「三島さんは何を願う?」
「私は、た、高倉さんと一緒かな」
「僕と?」
「だって、た、高倉さんといつも話したいから!!!」
そういった彼女は誰もいない教室から逃げるように出ていった。
何だったんだろ…最初はそう思った。だけど鼓動が大きくなり始めた。
そうだ、今まで気づかなかったが僕はあの瞬間、彼女に……。
恋をしたんだ
(フィクションです)
君と出逢ってから、私は・・・
人生に明かりをつけた
人生に希望も何もなかったんだ
寂しさがずっとそばにいた。
でも、ガーベラのような君は綺麗で、
これまでためてきた寂しさを全てうめてくれた。
希望が持てた。
だけど、私は学校を転校するから君と会えなくなる。
だから、「友達になってくれてありがとう」と書かれた手紙と一緒に勿忘草を君の学校の机に置いた。
君と出逢えた私は希望を失わないと誓いながら。
君は君のままでいい。
君のことを嫌う人がいたとしても、君のことが好きな人だっている。
だからこそ、君のままでいい。
君の悪いところも素敵なところ
それでいい。君のままで。
1つだけの命
1つだけの人生
1つだけの「あの人」
「1つだけ」は身の回り全てにある