「見えない未来へ」
自分は愚かだと思った。
将来なにをしていこうかと考えず、
ただ、その時の流れに身を任せきりでいたからだ。
私は、碌でもない人間になった。
何もかも中途半端な人間になった。
私の人生を物語にするなら、
その物語は起承転結もない
ただつまらぬものになるだろう。
ただ、未来というものは
計り知れないもので、
こんな碌でもない人間も
こんな碌でもない人間を好んでくれる人に
出会うことが出来たのだ。
碌でもない人間として生きるのも
悪くないと思った。
碌でもない人間だったからこそ、
その人に出会えたからだ。
見えない未来へ失望するのは、
まだ早いのかもしれぬ。
「足音」
長年一緒にいると、
足音で誰だか分かる。
それぐらいに、
長年一緒にいる人は
私の生活に足跡を残している。
数年後この生活が変わっても、
きっと何処かで
その足跡を発見していくのだろう。
「すれ違う瞳」
時は形がないけれども、
変化をもたらすもので
当たり前に見えた瞳さえも
時が経ち、見えなくなる。
また、
当たり前に見えなかった瞳も
時が経ち、見えるようになる。
すれ違い続け合う瞳
また貴方と瞳を合わせて
笑い合いたい。
「時間よ止まれ」
人生には、幸せな時間と不幸な時間がある。
幸せな時間は、不幸だった時間を忘れて生きることができる。
不幸な時間は、幸せな時間の価値を知り生きることができる。
人間は、その2つの時間を行き来することで自分の生き方を作っていくと思う。
けれども、私は強欲。
「時間よ止まれ」
幸せな時間のまま
不幸な時間よりも、幸せな時間を多く生きたい
「ココロ」
私は2つのココロを持っています。
善良のココロと
邪悪のココロです。
その2つのココロは、どちらも主張が激しいので
仲介者がいなければなりません。
その仲介者は、理性と言います。
その理性は、善良のココロと邪悪のココロ
どちらが正しいのかを状況によって判断します。
それらが、私のココロの中です。