「私だけ」
面白い話思いつかないから
自作のことわざ
「寝起きの汗」
どんなに寝る前に汗を流し
扇風機やエアコンで涼しくしても
朝起きたら必ず汗をかいている
汗がなくても皮脂は分泌されている
つまり、どんなに手を尽くしても
救えないものがあるという意だ
「手を取り合って」
「少しは反省して出てきたか?」
刑務所ですごした10年間
お前たちに会えるように頑張った
こんな俺が親父でほんとすまんね
悲しませないと神に誓うね
そういや母ちゃんどうしてる?
やっぱり男作ってる?
「母ちゃんずっとあんたを待ってた
あんたの為に美味いもんつくるって
張り切って買い出しでかけてた」
そんなこと言われたら涙が出る
だけどあいつはTwenty Four Seven
体壊さないように頑張ってくれ
お前を支えると改めて誓うよ
答えを与えると諦めてしまうよ
俺の人生は俺が見つめ直す
お前たちは俺を信じていてくれ
風当たりの悪い通学路
犯罪者の子供と言われてる
そんなこと気にしない子供に惚れる
言わせとけばいいとか
我が子ながら恐ろしい
父さんは心配しなくていいとか
俺に似たのか凄く逞しい
これなら不安はひとつも無い
俺は俺に集中して問題ない
頼りになる家族が
手を取り合ってる
父親は家族を支えるが
家族もまた父親を支えている
たった10年目離した隙に
そんな関係が築かれている
「1件のLINE」
、、、ごめんね、、
僕は頑張った
頑張って彼女を助けようとした
虐められている彼女を助けたかった
先生に相談、
イジメっ子を叱る、
色々なことをした
でも助けられなかった
いじめっ子は所詮いじめっ子
いじめることが唯一の楽しみだから
その楽しみを自分から手放すわけが無い
暇になってしまうから
その日も彼女のために頑張る決めていた
1件の通知が届いていた
彼女からのものだった
「ごめんね」
一言だけポツリと呟かれていた
僕はすぐ電話した
でも出なかった
心配になり彼女の家に行った
母親が出た
「あの子ならもう出かけたよ」
詳しい時間を聞くと
僕にLINEを送った30分前に
家を出ていることがわかった
探したひたすら探した
町中を走り
聞き込みもした
頼れる人なんていない
僕が見つけてあげなければ、
「本日○○駅に女性が飛び込み亡くなりました。」
電気屋のテレビから聞こえてきたその音声に
僕は背筋が凍る思いと今までにない吐き気が襲った
駅に駆けつけると遺体が救急車で運ばれる所だった
かすかに見えたその手には
僕が上げたブレスレットが着いていた
遠分の記憶は無い
葬式に出た記憶はある
誰かと話した記憶も泣いた記憶もなかった
ただただ何も無い記憶だけがあった
少しだった学校でのこと
いじめっ子が話しかけてきた
「あの子死んじゃったんだね。私たち仲良かったからとても辛いわ。だから、あなたの気持ちよく分かる。仲良くしてたものね。」
何を言っているのか分からなかった。
彼女が死んだのはこいつらのせいなのに、、
続けて笑いながら言った
「あの子は面白い子だったから楽しかったのに」
それを聞いた僕の腕はそいつの首に伸びていた
目の前のそいつは泡をはいている
何も感じなかった
みんなが止めに来ているのは感じた
「彼女が虐められていて誰も止めないのに
僕のことは止めるんだね
なら僕は辞めない」
心の中でそう強く思った
そいつは動かなくなった
「ボサッ」
「星空」
僕は普段口数が少ない
昔はよく話していたけど
最近は何故か喋れない
お酒を飲むと昔の自分に戻れる
自分から話もできるし
何より元気よく喋っている
そんな僕が好きだから
昔の自分に戻りたい
明るく笑顔を振る舞いたい
お酒に頼りたくは無い
あいつ酒飲んだら面白いけど
普段無口でつまんなくない?
なんてことは言われたくは無い
実際そんなこと言う人はいないが
僕自身が嫌なんだ
嫌な時はお酒を飲む
元気になって涙が出る
この感じで振る舞いたいのに
そんな夜に限って
星が燦然と輝いてる
余計に泣いちまう
星空が言っている気がする
お前は笑っている方がいい
笑顔が似合わないやつなんて
この世に1人たりとも居ないんだよって
少しづつではあるが
戻ってきてもいる
僕は諦めない
頑張ることが
僕にある
唯一の長所だから
「ここでは無いどこか」
少年と父親は冒険家だった。
いつもと変わらず朝食の準備をしてい時、足元が揺れた
「地震か?」
2人はじっと様子を伺う。
すると周りが霧に包まれた。
霧の奥から3人の男が来て言った。
「探したぞ、ギル」
3人が少年の父親を連れていこうとしている。
少年と父親は抵抗した。
しかし彼らの力は絶大ではが立たなかった。
1人が父親を拘束され霧の中へ消えていく。
少年は叫んだ。
「父さん!父さん!」
少年は気絶されられた。
「ねぇ、ねぇ起きて!大丈夫?」
少年は見知らぬ森にいた。
「ここはどこだ」
見覚えのない景色に困惑する。
「ねぇ、あなたどこから来たの?」
元気な少女が質問攻めをしてくる。
「私はカイリ!近くの村に住んでるの。そうだ!案内するよ。」
カイリに案内されて村へ
「よそ者は出ていけ!」
村人は反対だった。
どうやら最近村が襲撃にあったらしい。
幸いにも死傷者はなし。
しかし食べ物が奪われてしまったとのこと。
「この人はそこで倒れていたの!奴らは近くにいなかった。」
カイリは村人に説明してくれた。
村人は少し悩み少年を歓迎することにした。
少年とカイリは夜更かしをするほど長話をしていた。
カイリ「あなた名前は?」
少年「ハンジだ」
カイリ「そうかハンジ!さっきも聞いたけどあんな所で何してたの?」
ハンジ「実は、、 、」
カイリ「そうだったのか。お父さん助けに行くの?」
ハンジ「もちろんだ!一刻も早く助けに行きたい。」
カイリ「そうだよね。そいつらの情報を村長に聞いてみたら?ひょっとすると村を襲ったヤツらと同じかもよ」
ハンジ「そうだね、明日聞いてみるよ」
話しているうちに2人は寝てしまっていた。
虫も鳴くのをやめた夜遅く
ハンジの背後から誰かが忍び寄る
ハンジは気づいていない。
「お父さんはもう死んだのに残念だったね」
そう言うと寝ているハンジのクビに斧を振り落とした。
切られた瞬間ハンジは首のない自身の体を目にした。
「ハァッ!!ハァハァハァ」
「首、ある。痛くもない。あれは一体、、」
状況が飲み込めずにいた。
冷や汗を垂らして息も切れていた。
そんな時に後ろから声をかけられた。
嫌な汗が身体中から溢れ出た。
「大丈夫?あなたはどこから来たの?」