「マグカップ」
振る舞い方は気をつけた方がいい
誰に見られているか分からない
気にしないならそれでいい
何があっても自己責任
逆もまた然り
他人の行動は見ておいた方がいい
何をされるか分からない
気にしないならそれでいい
何があっても自己責任
死者に口出しはできないのだから
「雨音に包まれて」
なんで助けてもらうことしか考えないの
なんで自分で今の環境を変えようと思わないの
僕は助けない
僕は導かない
僕が何かしら力を貸したら
君が失った時僕のせいにするでしょ
あの時は助けてくれたのにとか
最初から助けないでとか
結果は分からないとは言うけど
君のは分かる
失敗するし失う
好きなだけ泣けばいい
他の音が聞こえなくなるくらい
他のものが見えなくなるくらい
それでも僕は
関与しない
「そっと包み込んで」
いくつになっても男はガキなんだ
無邪気にはしゃぐのが好きだし
冒険とか憧れる
馬鹿やってたいし
母ちゃんには頭上がんない
男は見た目以上に弱かったりする
心が折れたり
鬱になったり
笑っていても心は泣いていたりする
好きなやつができた時
男は誰よりも頼りになろうとする
緊張もしている
結婚すれば男は顔つきが変わる
でもよく見てやってくれ
本当に好きな女には
目を見ることも緊張するんだ
よく見てやってくれ
そしてそっと
包み込んであげてやれ
「空に溶ける」
誰かと付き合った時
それはとても幸せだ
一緒にいれる時間が
とても短く感じた
でも別れると
楽しかったのに
嬉しかったのに
悲しかったのに
何も無かったかのように
気持ちがさら地になっていく
好きなやつと付き合うが
その先がない
一生守っていたいと
思える人がいない
こいつならって
思って恋をしてあげたい
可哀想なことをした
けど後悔では無い
俺自身の成長のため
俺は感謝する
「手紙を開くと」
背景
親父、元気か?
この間はありがとう。
俺の選択は間違ってなかった。
あんたが言ってくれたことが嬉しかった。
よくやったって言ってくれたこと。
褒めてもらってなんだけど、
家族があれからボロボロなんだ。
俺にはもう支えられないほどに
ボロボロなんだ。
出ていったあいつは
最後まで文句を言っていた。
朝から晩まで働いてるあいつも
もう限界だ。
未来のあるあいつは
家族を思い就職しようとしている。
俺は俺を見たやつが
痛いやつって思うくらい
真っ暗になっている。
厨二病って思われるくらい
意識が深い所にある。
前が見えない。
何も聞こえない。
そんな時に
あんたが言ったよくやった
ほんとに嬉しかった。
敬具