12/4/2024, 9:19:07 AM
さよならよりも、またねがいい
貴方は逝ってしまう
とても長く生きたから
こんにちはと、さようなら
生きとし生けるものの運命だ
分かっていても
やはり寂しくて
笑わなければ
例え寂しくても
哀しくても
貴方に見せる最後の顔は
笑顔でなければ
そんな私の想いなど
貴方は見透かしていたのだろう
「またね」
それが貴方の最期の言葉
ありがとう
最期まで私のことを愛してくれて
ごめんね
最期まで気を使わせてしまって
だけど私からも言わせて欲しい
「またね」
精一杯生き抜いて
いつか貴方のところに行く日まで
12/3/2024, 7:43:16 AM
光と闇の狭間の世界
早起きが好きだ
正確に言うと
早起きして朝日を見るのが好きだ
まだぼんやり薄暗い中で
光り輝くオレンジの太陽と
オレンジに染まる周囲の雲
その景色がとても綺麗だから
夕日も好きだ
朝日と同じく輝く太陽と
同じ色に染まる空が
沈む太陽と共に
降りていく夜の帳が
光と闇の狭間の
その瞬間の景色が好きだ
12/2/2024, 3:43:28 AM
君との距離
「お父さんもお母さんも私が嫌いなんだよ」
そう言って君は隣を歩く
「そんなことないよ」
そんな無責任なことは言えない
全ての親が
無条件に我が子を愛せるわけじゃないことは
子どもの僕でも知っている
だけど僕は幸福なことに
無条件に愛してくれる親の元に生まれた
だからきっと
君の辛さは理解しきれない
結局僕は
「そうなんだ」
その一言しか言えなかった
「僕で良かったら話はいくらでも聞くよ」
なんて
そんな在り来りなことしか言えなかった
「ありがとう」
そう笑う君の顔は凄く大人びていて
隣にいる君が酷く遠く感じた
12/1/2024, 8:55:01 AM
泣かないで
泣かないで
君が泣くと心が痛いんだ
心臓がキュッとなって
すごく居心地が悪いんだ
泣かないで
君の泣き声を聞くと
わたしまで泣きたくなるんだ
泣かないで
私は君の笑顔が好きなんだ
君の笑い声が
何よりも大好きなんだ
君が泣き止むなら
何でもしてあげるから
どうか泣かないで