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11/7/2024, 12:29:22 PM

「あなたとわたし」

あなたとわたし。

妖怪と人間。

私たちは恋に落ちた。

妖怪と人間のハーフの彼と人間である私。

近いようで遠い距離。

会いたくても会えないふたり。

こんなにも辛いものがあるなんて。

みんなと同じように好きな人を好きなだけなのに。

私たちは人間界と妖怪界の狭間でしか会えない。

いつかこっちにおいでよ。

街を紹介してあげる。

だから、また夕方のこの時間に。

彼との約束。

それは永遠に交わることの無い世界で交わされる。

あなたとわたし。

いつかそばにいられる日が来ますように。


11/7/2024, 9:05:19 AM

「柔らかい雨」

雨なんて嫌いだ。

晴れてる方がいいに決まってる。

雨が好きなんていう人いるのか?

雨の日は学校に行く気がなくなる。

いつも通り、傘をさして学校に僕は向かいながらそう思った。

そして、いつも通り授業を受け、帰ろうとした時。

僕が片思いをしている彼女が下駄箱で止まっていた。

「どうしたの?」と声をかけると

「傘忘れちゃって」と彼女は言った。

「家まで送ろうか?」と僕は勇気を出した。

「いいの?近いから弱くなったら走ろうと思ってたんだけど。」

そういう彼女に僕は

「今風邪ひいたら大変だし、良かったら。」

「ありがとう。」

という彼女。僕は少し雨に感謝した。

いつも、痛く感じていた雨が少し柔らかく感じた。

11/5/2024, 11:56:51 AM

「一筋の光」

僕の真っ暗な世界に一筋の光が刺した。

僕は親から悪魔と呼ばれた。

僕に話しかける人なんていなかった。

もう、声の出し方も忘れた。

笑顔の仕方も、涙の流し方も。

全部忘れた。

でも、君に出会って、好きになった。

僕に話しかけないでと伝えても君は話しかけてくれた。

僕は暗闇の中をずっとさまよっていた。

でも、君に出会った時一筋の光が刺した。

その光に僕は救われた。

こんな僕だけど君のそばにいたい。

いつか君の光となれるように。

11/4/2024, 11:48:18 AM

「哀愁を誘う」

あなたに会いたい

そう願うことはダメなことですか?

秋になると悲しみに襲われた。

あなたと出会った季節だから。

そして、別れた季節でもあるから。

何でこんなにも、もの寂しい気持ちになるの。

もう会えないってわかってる。

あなたは天国にいるから。

でも、会いたいの。

まだ忘れられないから。

悲しみに襲われても、あなたを忘れたくない自分がいる。

だって、私を愛してくれた人だから。

あなたは言ったよね、僕を忘れないでって。

だから、忘れないよ。

11/3/2024, 10:50:32 AM

「鏡の中の自分」

鏡なんて嫌いだ。

自分の顔を見る度にそう思った。

みんなみたいにもっと可愛くなりたい。

なんで自分はってずっと思ってた。

でも、彼に会ってからは変わった。

自分の顔を好きだって言ってくれた。

なんで私なのって聞くと彼は

「可愛くて、優しくて、こんなにも愛おしいのは君だけ。」

って答えてくれた。

自分の顔は未だに好きになれないけど。

彼のおかげで少しは好きになれそう。

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