「子供のように」
「君は本当に子供だなー。」と君は僕に向かって言う。
「まぁ、そういうところが好きなんだけど。」と君が付け足す。
僕は昔から子供っぽいとか言われ続けている。
「私たちが会った時のこと覚えてる?」
「覚えてるよ。」と僕が言うと君は
「君は子供の時のまんまだよね。」と言った。
「君も変わってないけどね。」と僕は言う。
僕たちは幼なじみでずっと一緒に育ってきた。そして、今は恋人同士。
「ねぇ、私のことずっと好きでいてくれる?」と君が言う。
「当たり前でしょ。」と僕は言う。
子供の頃のように僕たちは笑い合う。ずっとこの時間が続けばいいのにと願った。
「放課後」
放課後一緒に帰ろう。
君に勇気を出して、そう言った。
内気でいつも言いたいことが言えない僕に勇気を君がくれた。
今日は放課後のことで頭がいっぱいだった。
放課後になり下駄箱に行くと君が待っていた。
おまたせ。と僕が言うと遅いよーと君は怒っていた。
ごめんね。と僕が言うと君はしょうがないなーと僕に言った。
可愛い君の姿に僕は思わず笑みがこぼれた。
帰ろっか。と君が言う。
ずっと君に伝えたい言葉があったのになかなか言えない僕は自分に嫌気がさす。
ねぇ、君はよく誰かと帰るの?と君が僕に聞いた。
ううん、そんなことないよ。と僕は答えた。
君には彼女とか居ないの?と続けて君が聞く。
居ないよ、と僕が言うと君はじゃあ、好きな人は?と聞いた。
そういう君は?と僕は聞いた。
私はね、居るよ。という君。
僕も居るよと伝えた。
私はね、ずっと好きなんだ。という君に僕は何も言えなかった。
いつまで待てばいいのかな。と君は言う。
ねぇ、ちょっといい?と僕は言った。
何?という君に僕はずっと君が好きだった。と伝えた。
やっとか。という君に僕はえっ?という言葉が出た。
ずっと待ってたよ。私も好きだよ。と君が言った。
これが僕の今の彼女との甘い放課後の思い出。
「カーテン」
このカーテンを見ると思い出すな。
初めて君とここに越してきた時のこと。
一緒に選んだ物の中で1番悩んだよね。
君のこだわりが強くて。
でも、2人でしっかり悩んだものだからこそ1番記憶にあるよ。
君と一緒にこの部屋から見た景色。
寒かったり、暑かったりしてたけど何気に楽しかったね。
これからも一緒に過ごしていこうね。
カーテンが風に吹かれている。
君と選んだカーテンが。
「涙の理由」
ねぇ、僕のために泣かないで。
僕はもうすぐ死ぬ。
それを伝えたら僕の大切な人は涙を流してくれた。
僕のために泣かないで。
君には笑っていて欲しいから。
僕がそう言うと彼女は笑顔を見せてくれた。
きっと僕が居なくなったら君はもっと泣くんだろうな。
君に出会って僕は生きる意味を、生きる喜びを知った。
だから、君には泣いて欲しくない。
僕に幸せをくれる君だから。
サヨナラするのは辛いけど、覚悟は出来たよ。
僕のこと忘れないでね。
君のことは絶対忘れない。
大好きな人。
笑顔でサヨナラを告げる。
今までありがとう、大好きでした。
「ココロオドル」
今日はクリスマス
1年の中で1番楽しみにしていた日。
やっと大好きな人に会える。
遠距離でなかなか会えないけど今日は会える。
リア充になるまではクリスマスなんて嫌いだった。
でも、君に会える今日は心が踊る。
イルミネーションや、クリスマスツリーよりも君が輝いて見えた。
クリスマスってこんなにも幸せなんだって。
君とすごしてそう感じた。
メリークリスマス、大好きな人。